新生児って?乳児と違うの?ここは押さえとこ!お世話のポイント【助産師監修】

待ちに待った赤ちゃんの誕生だけど、新生児って、ふにゃふにゃしてるし、しょっちゅう飲ませないといけないし、オムツも替えたばっかりなのに汚してるし、しゃっくりもするし、大丈夫?大人が不安になることもいっぱいです。

ここでは、新生児の特徴をみていきましょう。この記事を読めば赤ちゃんへの関わり方が見えてきます。不安になる前に新生児の世界をみてみましょう。

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目次

新生児期はいつからいつまでか

新生児期の定義

新生児期とは、生まれた日(生後0日)から生後27日目までの28日間(生後4週間以内)をいいます。月齢では生後0か月にあたります。

この28日間は、赤ちゃんがおなかの中で過ごした環境から外の世界へ適応するための、とても重要な時期です。呼吸や体温調節、授乳、排泄など、それまでママのおなかの中では必要なかった機能を、自分の力で少しずつ身につけていきます。

助産師として20年以上、多くの赤ちゃんとご家族を見てきましたが、新生児期は「ちゃんと母乳やミルクは足りているかな」「泣いてばかりだけど大丈夫?」「寝すぎて心配…」と、不安を感じる方が最も多い時期でもあります。

しかし、その多くは新生児によくみられる自然な反応です。新生児期の特徴を知っておくことで、赤ちゃんの様子を落ち着いて見守れるようになります。

新生児期の日数の数え方

新生児期は、生まれた日を「生後0日」として数えます。

一方で、日本の伝統行事や一部の手続きでは、生まれた日を1日目として数えるため、少し混乱しやすいポイントです。

項目いつ?ポイント
👶 新生児期生後0~27日生後4週間以内
📝 出生届生まれた日から14日以内生まれた日を1日目で数える
🎉 お七夜生後7日頃名前のお披露目をする行事
⛩️ お宮参り生後約1か月地域や風習で時期が異なる

病院や育児書、健診、予防接種の案内では「生後○日」「生後○か月」という数え方が一般的です。育児を進めるうえでは、この数え方に慣れておくと安心でしょう。

💡助産師POINT  「生後7日」と「生まれて7日目」は同じように感じますが、数え方が異なる場合があります。病院からの案内や健診の日程は、「生後○日」という表現で考えると分かりやすくなります。

乳児期や幼児期との違い

「赤ちゃんは成長に合わせて、「新生児」「乳児」「幼児」と呼び方が変わります。

「新生児」は生まれてから約1か月までの赤ちゃんを指しますが、その後は乳児期、幼児期へと成長していきます。

それぞれの時期には、体の発達やできることに大きな違いがあります。

呼び方時期特徴
👶 新生児生後0~27日おなかの中から外の世界へ適応していく時期
🍼 乳児0歳~1歳未満母乳やミルクを飲みながら、体が大きく成長する時期
🚶 幼児1歳~小学校入学前歩く、話す、遊ぶなど心身の発達が進む時期
👶👧 乳幼児0歳~小学校入学前乳児と幼児を合わせた総称

乳児とは?

「乳児」は、漢字の通り「乳(母乳やミルク)」を飲んで育つ「児(子ども)」という意味があります。

ただし、早い時期に卒乳や断乳をした場合でも、満1歳未満の子どもは乳児と呼ばれます。

乳児期は、寝返りやお座り、ハイハイなど、赤ちゃんの発達が大きく進む時期です。月齢によってできることが少しずつ増えていきますが、発達には個人差があります。

幼児とは?

「幼児」は、満1歳から小学校入学前までの子どもを指します。

歩く、言葉を話す、自分で食べるなど、少しずつ自分でできることが増えていく時期です。

また、周囲との関わりを通して社会性や心の発達も進んでいきます。

「乳幼児」という言葉は、この乳児と幼児を合わせた呼び方です。

健診のお知らせや自治体からの案内などで「乳幼児健診」「乳幼児期」という言葉が使われることがありますが、これは基本的に0歳から小学校入学前までの子ども全体を指しています。


💡 助産師POINT  赤ちゃんの成長は、新生児期、乳児期、幼児期と少しずつ変化していきます。特に新生児期は、授乳や睡眠、泣き方など、初めて経験することばかりで不安になりやすい時期です。「この時期の赤ちゃんはどんな特徴があるのか」を知ることで、目の前の成長を安心して見守ることができます。

新生児期の身体的特徴と発達

新生児期の赤ちゃんは、見た目も動きも大人とは大きく異なります。

「頭が大きく見えるけど大丈夫?」

「皮膚が赤い、乾燥して皮がむけてきたけど問題ない?」

「呼吸が速い気がする…」

初めて赤ちゃんのお世話をするママやパパは、さまざまな変化に戸惑うことがあります。

しかし、その多くは、おなかの中で守られていた環境から外の世界へ適応していく過程でみられる新生児特有の自然な変化です。

ここでは、新生児期によくみられる体の特徴や発達について、助産師の視点から分かりやすく解説します。

新生児期の身体的特徴

新生児期は、体の機能が未熟で、大人とは異なる特徴が多く見られます。 特に呼吸のリズムや皮膚の変化などは心配になることもありますが、多くはおなかの中で羊水に浸かっていた環境から、外の世界への適応の段階でみられる変化です。成長とともに落ち着くものが多いので 赤ちゃんの自然な成長を見守りながら、優しくケアしてあげましょう。

1.体の大きさと体重

生まれたばかりの赤ちゃんの平均的な体重は約2,500g~4,000g、身長は約45~55cmです。

新生児期には、生後数日間に一時的に体重が減少する「生理的体重減少」がみられます。

これは、

  • 胎便や尿の排泄
  • 体から水分が出ていくこと
  • 母乳やミルクを飲む量がまだ少ないこと

などが原因で起こる自然な変化です。

一般的には、生後3~5日頃に体重減少のピークを迎え、その後少しずつ増加し、生後7~10日頃には出生時の体重に戻ることが多いです。

    2.皮膚の特徴

    生まれたばかりの赤ちゃんの皮膚は、大人とは違う特徴があります。

    赤みやシワがある

    出生直後は、皮膚が赤みを帯びていたり、シワが多く見えたりすることがあります。

    これは、おなかの中の環境から外気のある環境へ変化したことによるものです。

    胎脂(たいし)がついている

    赤ちゃんの皮膚には、白いクリームのような「胎脂」が付着していることがあります。

    胎脂は、おなかの中で赤ちゃんの皮膚を守っていた脂分で、

    • 皮膚の乾燥を防ぐ
    • 外部刺激から皮膚を守る

    役割があります。

    新生児黄疸

    新生児期には、皮膚や白目が黄色く見える「新生児黄疸」がみられることがあります。

    これは、胎児期とは異なる環境へ適応する過程で起こるもので、多くの赤ちゃんにみられる自然な現象です。

    ただし、

    • 退院後に黄色さが強くなった
    • 元気がない
    • 哺乳量が少ない

    などの場合は、産院や小児科へ相談しましょう。

    新生児落屑(しんせいじらくせつ)

    生後しばらくすると、皮膚が乾燥して薄く皮がむけることがあります。

    これは「新生児落屑」と呼ばれる生理的な変化で、多くの赤ちゃんにみられます。

    赤ちゃんの皮膚は薄くデリケートなため、沐浴後などは適切な保湿ケアを行うことが大切です。

      乾燥したりするのは生理現象ですが、最近は、出生早期から正しいアイテムでスキンケアをした乳児は、食物アレルギーやアトピー性皮膚炎などの発症率が極めて低いといわれています。

      新生児期からの保湿剤塗布によって、アトピー性皮膚炎の発症リスクが3割以上低下するという研究報告もあります。(参考:国立研究開発法人国立成育医療研究センター)

      産院を退院したら、早期から正しい保湿を心がけてあげるようにしましょう。下記の記事も参考にどうぞ。

      赤ちゃんのスキンケア~保湿が大切!方法や必要性~【助産師監修】

      3. 頭の特徴

      新生児は、体に対して頭が大きく、頭の大きさは全身の約4分の1を占めます。

      また、頭には「大泉門(だいせんもん)」や「小泉門(しょうせんもん)」と呼ばれる骨の隙間があります。

      これは、脳が成長するために必要なスペースであり、出産時に頭の形を変化させて産道を通る役割もあります。

      頭のてっぺんが少し柔らかく感じられるため心配になることがありますが、強く押したりしなければ問題ありません。

      また、産道を通る影響で頭の形が細長く見えることがありますが、多くは時間とともに自然に整っていきます。

      4. 目の特徴

      新生児の視力はまだ発達途中で、視力は約0.01~0.02程度といわれています。

      ぼんやりと見えている状態ですが、

      • 明るさや暗さを感じる
      • 強い光を避ける
      • 近くのものを見る

      ことはできます。

      特に、20~50cm程度の距離が見えやすいといわれています。

      これは、授乳中にママの顔が見えるくらいの距離です。

      赤ちゃんはまだ目で物を追ったり、ピントを合わせたりすることは難しいですが、毎日の関わりの中で少しずつ視覚が発達していきます。

      5. 耳と聴覚の特徴

      聴覚は、生まれた時から発達しています。

      赤ちゃんは、おなかの中にいる頃からママの声や周囲の音を聞いています。

      そのため、生まれた後もママの声や胎内音に似た音に安心することがあります。

      話しかけても反応がないように見えることがありますが、しっかり音を聞き、脳に記憶しています。

      たくさん話しかけたり、優しく声をかけたりしてあげましょう。

      また大きな音にはモロー反射がみられます。

      6.口と舌の特徴

      新生児には、生きるために必要な「原始反射」が備わっています。

      代表的なものがこちら。

      • 吸啜反射(きゅうてつはんしゃ):口に入ったものを吸う反射
      • 探索反射(ルーティング反射):乳首を探すように顔を向ける反射

      これらは母乳やミルクを飲むために必要な大切な力です。

      また、舌を出すことがありますが、口周りの筋肉がまだ発達途中であることや、空腹のサインなど、さまざまな理由があります。

      7.手足と筋肉の特徴

      • 筋肉がまだ発達していないため、腕はW型、足はM型が新生児の赤ちゃんの基本スタイルです。
      • 手は握りしめていることが多く、手の平を刺激するとキュッと握る掌握(しょうあく)反射という原始反射もあります。生後3~4ヵ月頃、遅くても5~6ヵ月頃にはみられなくなるのが一般的です。
      • 両脇を支え、足を床につけると左右の足を交互に動かし、歩くような動作をする原始歩行反射がみられ、一般的には生後2ヵ月頃にみられなくなります。

      8.呼吸と心拍数

      新生児の呼吸は、大人よりも速く、1分間に約40~60回が目安です。

      呼吸機能がまだ未熟なため、一定ではなく浅くなったり、数秒間止まったように見える「周期性呼吸」がみられることがあります。

      また、心拍数も大人より速く、1分間に約120~160回程度です。

      9.消化機能と排泄

      新生児の胃はまだ小さいため、一度にたくさん飲むことができません。

      そのため、授乳回数が多くなります。

      また、生後数日間は「胎便」と呼ばれる黒っぽい便が出ます。

      排尿回数も多く、1日に10回以上になることもあります。

      頻回のおむつ交換や授乳は、新生児期には自然なことです。

      💡 助産師POINT  新生児期の赤ちゃんは、小さな体で毎日大きな変化を経験しています。「皮膚がむけた」「よく泣く」「何度も授乳する」など、一見心配に感じることもありますが、多くは赤ちゃんが成長している証です。赤ちゃんの特徴を知ることで、不安を減らしながら、今しかない新生児期の成長を楽しんで見守ることができます。

      新生児期の発達段階

      新生児は、外的な世界に適応しながら少しずつ成長していきます。 まだ意識的な行動は少ないですが、初歩的な反射や赤ちゃんの感覚と親を含む周りの大人との関わりを大切にしていきましょう。 泣き方や動きに注意を払いながら、赤ちゃんのペースに合わせたケアをすることが大切です。

      1.身体の発達

      • 体重と身長の変化: 生後数日は生理的体重減少がみられますが、新生児の1ヵ月で体重は約1kg、身長は約5~7cm伸びます。
      • 初期反射: 新生児には、様々な原始反射がみられます。

      2.感覚と認知の発達

      • 視覚:ぼんやりと見えており、視力にすると0.01〜0.02程度。明るさや暗さは感じているといわれ、強い光には目を閉じます。まだ見えたものを目で追ったり、焦点を合わせることは難しいが、20~50cm程度のところにあるものが一番見えやすいのが特徴。
      • 聴覚: 妊娠7か月頃から、胎内で周囲の音を聞いているといわれ、胎内で聞いていたママや周囲の声、胎内音が心地よく聞こえます。
      • 嗅覚・味覚: 母乳の匂いがわかります。また生まれながらに味覚があり、甘味、苦味、酸味、塩味、うま味という5種類の基本味を感じることができます。
      • 触覚:五感の中でも最も早く発達し、敏感です。妊娠7週頃には皮膚感覚が発達し始め、10週頃には指しゃぶりの間隔も発達します。肌の刺激は直接脳を刺激するため、スキンシップによって親の愛情を感じ取ったり、幸せホルモンであるオキシトシンを分泌したりします。たくさんスキンシップしてあげましょう。

      3.運動の発達

      • 頭を少し持ち上げようとする: うつ伏せにすると、頭を持ち上げようとする動きがみられ、一瞬だけ持ち上げることもできます。
      • 手足の動きが活発:意図的に動かすことは難しいが、手足はよく動きます。身体の中心(体幹)の方から発達が見られ、徐々に末端(手先や指先)への発達が進みます。
      • 寝返りはまだできない:首もすわっておらず、ゴロンと寝返ることはできません。

      4.社会性と情緒の発達

      • 泣くことで意思表示: お腹がすいた、眠い、暑い、だっこしてほしいなどを表現します。
      • 母親の声や顔に反応: 母親の声を認識しており、母親の声がするとピタっと泣きやんだり、動きが止まったりすることがあります。
      • 生理的微笑: 意思をもって微笑んでいるわけではないが、無意識に現われる笑顔のこと。眠っているときや授乳後にみられることが多く、生後2ヵ月くらいまでみられます。

      新生児期に見られる反射現象

      • モロー反射:赤ちゃんが外部からの刺激に対して、意志とは関係なく抱きつくように両手を大きく広げる反射です。大きな音や強い光など起こり、生後4ヵ月頃にはみられなくなります。
      • 探索反射(ルーティング反射):口や唇に何かが触れた時、触れた側に顔を向ける反射です。乳首を見つけるために備わった本能的な反射で、顔を向けながら口を開けることもあります。生後5~7ヵ月頃にはみられなくなります。
      • 吸綴反射:唇や口腔内に触れると、唇や舌を使って強く吸う動作をする反射で、母乳を飲むための一連の反射の一つです。生後4~6ヵ月くらいまで続きます。
      • 手掌把握反射:手の平に何かが触れるとキュッと握るような動きをする反射で、生後3~4ヵ月頃までみられます。
      • 足底把握反射:足の指の付け根部分を押さえると、キュッと握るような動きをする反射で、生後10ヵ月頃までみられます。
      • バビンスキー反射:足の裏の外側(小指側)を、かかと側からつま先へさするように刺激すると、足の指を開く反射で、生後すぐから1~2歳までみられることがあります。
      • 自動歩行反射:足の裏が床につくように立たせるように支えると、歩いているような動きをする反射で、生後2~3ヵ月頃までみられます。

      新生児期のお世話の仕方

      授乳は2~3時間ごとに行う

      新生児は、胃の容量も少ないため頻回に授乳が必要になります。夜間も関係なく、授乳が必要です。

      特に、母乳の場合は消化が早いため1~2時間毎に授乳しているという場合も多くあります。ミルクの場合は、3~4時間毎になります。ミルクは消化に時間がかかるため、母乳より授乳間隔があきます。

      ミルクのほうが長く寝てくれるならミルクといわれることもありますが、母乳の消化が早いということは胃への負担が少ないということでもあるので、必要ないミルクを寝かせるためだけに足すのはやめましょう。

      母乳やミルクは欲しがるだけ与える?

      基本的には、欲しがるだけ与えてOKですが、いくつか注意点もあります。

      母乳の場合は、欲しがるタイミングで飲むだけ与えてOKです。母乳のカロリーは一定ではなく、授乳中も赤ちゃんへ与えるカロリーが変わるなど調整されます。胃への負担も考えなくて大丈夫。

      ミルクの場合は、授乳間隔3~4時間で、与える1回量も規定量を大幅に超えないように与えてあげてください。飲みすぎが消化不良の原因になることもあります。ミルクをたくさんのお湯で薄めに与えたりするのもやめましょう。バランスが崩れる原因になります。

      おむつが湿ったらすぐに交換する

      新生児は排せつの回数が多くなりますが、汚れたらその都度、おむつ交換をしてあげてください。1日の交換回数は10回以上になることも多いです。

      基本的には、汚れに気づいたらすぐ交換です。紙おむつの場合、「もったいないから、もう1回くらいおしっこを吸わせよう!」と考えがちですが、交換してあげてください。清潔なものを身につける『快』の間隔を覚えます。

      赤ちゃんの皮膚は、つやつやで綺麗ですが、実は薄くてデリケートな肌をしています。肌トラブルを避けるためにも汚れている場合は交換してあげましょう。

      室温は20~25度に保つ

      赤ちゃんは、体温調節が苦手です。寒いところにいると体温は下がるし、暑いと体温はあがります。手足で温度を確めるのではなく、首の後ろや背中など、身体の中心部に触れてみて、冷たくないか暑くないか確かめるようにしましょう。

      部屋の温度は寒すぎず、暑すぎずで調整してあげてください。基本の室温は20~25度と言われていますが、25度でも太陽のあたっている場合は暑いかもしれませんし、20度でも風があたっていたりすると寒いかもしれません。

      授乳後は必ずゲップをさせる

      新生児は授乳の際に、空気も一緒に飲み込んでしまいがちです。空気を飲み込んだままにしていると、赤ちゃんが不快に感じる原因になったり、吐き戻しの原因になったりします。

      授乳したあとは、縦抱きを行いゲップがでるように背中を優しくトントンするか、さすってあげましょう。5分程しても出ないなら、無理に出さなくてもOK! 少し頭を高くして寝かせてあげると吐き戻し防止になります。

      しゃっくりをよくする

      新生児は、横隔膜などの臓器が未発達でデリケートなため、少しの刺激でも、よくしゃっくりをします。

      たとえば、授乳でおなかが膨れた刺激で横隔膜が刺激されたり、身体が冷えたことで横隔膜が縮んだり、便秘したりすることでも、しゃっくりが起こります。

      基本的には自然にとまるので、気にしなくて構いませんが気になる場合は、げっぷを出すようにトントンしてあげたり、冷えたりしている場合は服を1枚着せてあげたり、おむつが濡れていることで冷えることもありますので、オムツ交換してあげたりしましょう。

      受診が必要な場合は、2~3時間しても治まらない場合や、しゃっくりの他にもぐったりしていたり気になる症状が併せてあるときには小児科に相談してみましょう。

      夜間や休日などで病院が閉まっている場合は、子ども医療電話相談を利用してみましょう。子ども医療電話相談は、厚生労働省が実施している事業の一つで、小児科医や看護師が相談に乗ってくれるので覚えておきましょう。

      子ども医療電話相談 全国同一の短縮番号【#8000】にかけると地域の相談窓口につながり、小児科医や看護師が対応してくれます

      新生児期の睡眠のポイント

      快適な環境を整える

      室温は20~25℃、湿度は40~60%、エアコンの風や直射日光などは、あたらない場所に寝かせるようにしましょう。

      夜間も授乳が必要な新生児ですが、夜は室内を暗く、朝になったらカーテン等は開けて明るくしましょう。昼夜の区別がつきやすくなるため、生活リズムをつけていきやすくなります。

      安全なベビーベッドを使用する

      赤ちゃんの周りには、タオルなど顔にかぶってしまうようなものや、誤って口に入ってしまうようなものは何も置かず、ベビーベッドに寝かせてあげましょう。新生児は寝返りをしませんが、手足をバタバタすることで想像以上に動きます。ベビーベッドから離れる場合は、ベッド柵を必ずあげてください。

      ベビーベッドを使用しない場合は、周囲に何も置いていないか注意し、赤ちゃんの兄姉やペットに踏まれたりする位置ではないか注意することが大切です。

      寝かしつけのルーティンを作る

      新生児に昼夜の区別はないため、夜は寝るという概念がありませんが、「夜は静かで暗い」「お風呂のあとは寝る」など毎日同じ流れで、繰り返し行うことで、習慣化されていきます。

      寝かせる1時間程前から、お風呂に入れる→授乳しゲップさせる→おむつ替え→スリーパーおくるみを着せてもよい→スキンシップで抱っこしながらトントンする→抱っこしながら、絵本の読み聞かせや音楽を聞かせたりもよい→眠そうになってきたら布団におろしてトントンする

      ルーティン化は数日など短い期間ではできませんが、根気よく赤ちゃんの様子をみながらおこないましょう。

      乳幼児突然死症候群(SIDS)を防ぐため仰向けで寝かせる

      寝かせるときには必ず仰向けで寝かせてください。原因はわからないとされていますが、うつぶせ寝や、やわらかい寝具、周囲の大人の喫煙がリスクになります。

      詳細を知りたい方は、こども家庭庁のホームページをご参照ください。→こども家庭庁 https://www.cfa.go.jp/policies/boshihoken/kenkou/sids

      新生児期の健康対策

      ワクチン接種スケジュールを確認する

      予防接種の種類、内容、接種推奨時期などは決められており、一番早いもので百日せきなどを含む5種混合ワクチンの接種が、生後2ヵ月から始まります。(B型肝炎等は除く)

      赤ちゃんのワクチン接種は、半年ほどで15回以上にもなりますので、ワクチンの推奨時期になれば効率よく接種していくことができるようスケジュールを組んでおきましょう。

      生年月日を入力することで、ワクチンスケジュールが組めるところもありますので、気になる方は次のリンクへどうぞ。⇒ワクチン.net マイスケジュールを作ろう

      手洗いを徹底して感染症を予防する

      新生児のお世話をする際、特に授乳、オムツ替えの前後には必ず石鹸で手を洗うか、アルコール消毒するようにしましょう。

      新生児期に関するよくある質問

      新生児の沐浴はいつまで続けるべき?

      生後1ヵ月(4週間)を迎えるまで、または、おヘソが取れて、おヘソが完全に乾くまでです。おヘソが取れたところから雑菌が入って、感染を起こすのを防ぐためです。

      確実なのは、産院で受ける1ヵ月健診で「お風呂に一緒に入って大丈夫か?」を確認しましょう。健診では、赤ちゃんのおヘソだけでなく、全身チェックしているので、健診でOK!もらえば安心です。

      赤ちゃんの沐浴について気になる場合は、次の記事も参考にしてください。

      赤ちゃんとのお風呂のすべて「沐浴のポイント」

      新生児の黄疸はいつまで続く?

      新生児黄疸とは、赤ちゃんの白目や皮膚が黄色くなってくる現象です。ほとんどの場合は、生理的(問題のない)黄疸ですが、生理的範囲を超えないか産院に入院中は必ずチェックがされています。

      生後2~3日から始まり、4~6日目にピーク、その後は下がり、通常は10日~2週間以内に消失します。ほとんどの場合は問題ありませんが、退院してからも黄色さが強くなってきたり、長く続く場合は必ず産院へ相談しましょう。

      まとめ

      新生児との生活は、喜びや感動にあふれながらも、不安や戸惑いを感じることも多いかもしれません。 でも、赤ちゃんの成長は、一日がかけがえのない時間です。

      完璧を目指すのではなく、赤ちゃんと一緒に少しずつ学びながら、心地よいペースで過ごしていきましょう。

      小さな成長を見守りながら、親子の絆を大切にして頑張ってください。このブログが、少しでも皆さんの育児のお役に立てば幸いです。

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