新生児のオムツ交換完全ガイド|助産師が教える必要なグッズ・手順・頻度・注意点【助産師監修】

新生児のオムツ替えは、慣れないママパパにとって「替えたばかりなのに濡れてしまう」「正しいやり方がわからない」など、不安や戸惑いが多いケアの一つです。

オムツ替えは、赤ちゃんの清潔と快適さを守る大切な育児の基本です。

この記事では助産師が、新生児のオムツ替えの正しい手順や快適に行うコツ、外出先での工夫、季節ごとの注意点、さらに多くの家庭で経験するトラブルとその対処法まで詳しく解説します。

子育て経験者だけでなく、専門家の視点を交えてお伝えするので、初めての方でも安心して実践できる内容になっています。

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目次

新生児のオムツ交換グッズの選び方

赤ちゃんのオムツ替えは、一日に何度も行うからこそ、使いやすいグッズを揃えておくことは、ママやパパの負担をグット軽くする大事なポイントになります。

おむつやおしりふきは種類も多く、どれを選べばいいのか迷ってしまう方も多いのではないでしょうか。

ここでは、助産師の視点も交えて「最低限揃えるべきもの」と「あると便利なもの」をわかりやすくご紹介します。

必須のグッズ

紙オムツ(新生児サイズ)

吸収力が高く、赤ちゃんの体型にフィットしやすいタイプがおすすめです。

おしりふき

ノンアルコール・無香料・厚手タイプだと赤ちゃんの肌に優しく、1枚でしっかり拭けます。

オムツ替えシート

オムツ替え中に、おしっこを飛ばされたり、うんちがオムツの横から漏れてきたりということが多々あります。その際の周囲の汚れを最小限にすることができるのが、このオムツ替えシートです。

オムツ交換の際、赤ちゃんのオムツの下に、シートを敷いてオムツ交換を始めましょう!防水性があり、洗濯できるタイプだとストレスも少なく、繰り返し使えて経済的です。

画像:amazon

赤ちゃんが歩き回るようになり、オムツをパンツ型に変えたりして、オムツ替えシートを使わなくなった際には、おねしょマットとして使用しましょう!

新生児から幼児期まで長く使用できます!

あると便利なグッズ

オムツ用ごみ箱(密閉式)

新生児でもオムツは臭います。臭いが気にならないよう密閉式がおすすめです。

おしり保湿クリーム

赤ちゃんの肌は薄くて敏感。大切なお肌がおしっこなどでムレた環境、一日に何度もおしり拭きで拭くなどの刺激から、おしりはすぐに赤くなってしまいがち。

赤ちゃんのおしりを守ってあげる度に、おしり拭きで拭いたあとは水分を乾かしたら、保湿クリームを塗ってあげましょう。保湿クリームが肌をコーティングしてくれるので、肌が守られます

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おしりだけでなく、赤ちゃんの全身保湿は早いうちから始めましょう!保湿してあげることで、アレルギーの発症率が下がったり、様々なメリットがあります。

赤ちゃんのスキンケアは、大切なことなので次の記事も参考にしてください。

赤ちゃんのスキンケアってどうするの?

携帯用おしり拭きケース

必要時に、サッと使いたいおしり拭きを入れておくと、外出時のオムツ替えに便利です。少し大きくなってきた際には、ウェットティッシュなどを入れるのがオススメ。長く使えるアイテムです!

画像:amazon

ベビーカーやママバックにぶらさげておくと、サッと使えて便利。

使い捨てビニール袋

赤ちゃんのオムツでも、汚れたものは臭いが強いです。使用済オムツはしっかりと臭いの漏れない袋に入れましょう。汚れたオムツを入れて、しっかり結ぶだけで臭いも菌も閉じ込めてくれます

防臭力を持った素材(BOS)を使用し、鼻を近づけても臭わない、臭いのストレスを大幅に削減するオムツ用ゴミ袋。

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使い捨て手袋

オムツ替えをしていると手にうんちがついてしまったりすることもよくあります。オムツ替えをした後、そのまま手を洗いに行く時間もなく、すぐ抱っこしてあげることも多いです。

手袋をしてオムツ替えが終わったら、サッと手袋を捨てて、綺麗な手で赤ちゃんを抱っこしてあげることが可能になります。

外出時にも、オムツ替えグッズに手袋をセットしておくと、外出先でも清潔な手でオムツ替えをしてあげることができ、手袋を捨てるだけで綺麗な手で抱っこしてあげることができます。

使い捨て手袋、毎回使わなくても一箱でも置いておくと便利です。

画像:amazon

新生児のオムツ交換の手順

オムツ替え赤ちゃん画像

まず、オムツ替えの準備をしましょう!

  • 新しいオムツ、おしり拭き、汚れたオムツを入れる袋、必要時手袋などを、手の届くところに準備します

テープタイプの手順

  1. 赤ちゃんをオムツ替えシートに寝かせる
  2. テープを外し、汚れたオムツを開ける(赤ちゃんの足にうんちがついたりしないよう足を軽く持つ)
  3. うんちがたくさんついているときは、オムツの綺麗なところでぬぐう(←オムツの綺麗なところを使うことでおしり拭きの節約に)
  4. おしり拭きで綺麗に拭く(前から後ろに拭く)
  5. 汚れたオムツを外して、新しいオムツを敷く
  6. おしり拭きで拭いたところも乾いたか確かめてから新しいオムツをしめる(←オムツかぶれの予防になります!)
  7. オムツをしめるとき、男の子の場合はおちんちんが下向きになっているか要確認!
  8. オムツをしめた後、ギャザーが内側に入り込んでいないか、テープのしまり具合はいいか確認

パンツタイプの手順

サイド部分を破いて、汚れたオムツを開けるところから始まるパンツタイプのオムツ替えですが、新生児にパンツタイプはないので、動画のみ掲載しておきます。

うんちをしたときのポイント

ポイントとして

  • 開けてうんちをしている場合、オムツ前部の汚れが少ない綺麗な部分で、赤ちゃんのおしりについてるうんちを拭く
  • おしり拭きで、おしりや足など肌についているうんちを綺麗に拭きとる
  • 湿った状態でオムツを閉めるとムレるので、綺麗に乾いたのを確認する
  • ここでオムツかぶれ予防に保湿をうっすら塗ってあげるのもオススメ(特に赤くなっていたりする場合は保湿を)

新生児のオムツ交換の頻度とタイミング

赤ちゃんに慣れないママやパパにとっては、「どのくらいの頻度で交換したらいいの?」「いつ替えるのが正解?」と悩むことが多いです。

オムツ交換の基本を知っておくと、赤ちゃんが快適に過ごせるだけでなく、オムツかぶれの予防にもつながります

この章では、赤ちゃんのオムツ交換の頻度とタイミングについて、わかりやすくご紹介します。

オムツ交換の頻度

新生児は、母乳やミルクを頻回に飲むため、おしっこやうんちの回数もとても多いのが特徴です。

赤ちゃんによって差はありますが、1日8~12回程度はオムツ交換するのが一般的です。授乳・睡眠・排せつなどのリズムが整っていない新生児なので、「何時間毎にオムツを替える」というよりは、赤ちゃんの様子をみながら、その都度オムツを確認し交換してあげましょう。

特に、うんちを放置するとオムツかぶれの原因にもなりますので、気付いたらすぐオムツ交換する必要があります。

オムツ交換のタイミング

オムツを替えるタイミングの目安を知っておくと安心です。

  • 授乳前後:授乳前後はオムツが汚れていないか確認を。
  • うんちをしたとき:うんちがおしりについていると、不快なばかりでなく、肌トラブルの原因にもなるのですぐ交換を。
  • おしっこしてそうなとき:オムツのおしっこラインを目安にしてもOK
  • 寝起きやお出かけ前:汚れてないか確認してあげるタイミングです

「きっちり決まった時間」ではなく、「赤ちゃんの快適さ」を優先するのがポイント。慣れてくると、〝このタイミングでオムツ汚れるかも”とか、〝この表情、この泣き方はオムツかも”と分かるようになってきます

新生児のオムツ交換で注意すべきこと

赤ちゃんのオムツ交換は、ただ清潔にするだけでなく、健康や快適さを守るための大切なお世話です。ここでは注意してほしい4つのポイントをご紹介します。

紙オムツ画像

オムツの漏れを防ぐ

✅ チェックポイント🔍 確認のコツ
サイズは合ってる?体重・月齢の目安を参考に。小さすぎても大きすぎても漏れやすい
おへそまわりお腹にすき間がないかチェック。ぴったりフィットが◎
足まわり(足ぐり)ギャザーが内側に折れていない? しっかり外に立ってるのを確認!
テープの位置左右バランスよく。きつすぎてもゆるすぎても漏れの原因に。
背中側うんち漏れは背中からが多い!ギャザーを立ててガードしよう。

オムツ漏れは「サイズ」と「フィット感」でほとんど防げます。最初は難しく感じても、慣れると「ここがゆるんでるな」とすぐ気づけるようになります。授乳後や寝かせるときにサッと確認すると安心♪

オムツかぶれを予防する

🍀 ポイント💡 コツ
早めの交換うんちはすぐチェンジ!放置はかぶれのもと。
やさしく拭くゴシゴシNG🙅‍♀️ ポンポン押さえるように✨おしり拭きは人肌に温めると◎
しっかり乾かすオムツ替えのあとに数秒だけでも空気にあててあげよう♪湿っているとムレの原因に。
保護クリーム赤くなりやすい子はベビー用クリームでガード!
🍃 通気性アップサイズ・種類を見直して、ムレにくいオムツをチョイス👍

オムツかぶれ予防は「早めに替える→やさしく拭く→乾かす」の基本3ステップ!赤くなりそうなら、オムツ替えの際にはコマメに保湿してあげましょう。

赤ちゃんの肌は薄くて敏感。大切なお肌がおしっこなどでムレた環境、一日に何度もおしり拭きで拭くなどの刺激から、おしりはすぐに赤くなってしまいがち。

赤ちゃんのおしりを守ってあげる度に、おしり拭きで拭いたあとは水分を乾かしたら、保湿クリームを塗ってあげましょう。保湿クリームが肌をコーティングしてくれるので、肌が守られます

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おしりだけでなく、赤ちゃんの全身保湿は早いうちから始めましょう!保湿してあげることで、アレルギーの発症率が下がったり、様々なメリットがあります。

赤ちゃんのスキンケアは、大切なことなので次の記事も参考にしてください。

赤ちゃんのスキンケアってどうするの?

おしっこやうんちをよく観察する

👀 観察ポイント💡 気になるサイン
🚼 おしっこの回数1日6回未満なら水分不足の可能性も。
💧 おしっこの色濃い黄色やオレンジ色 → 脱水サインのことも。
💩 うんちの色黄色〜黄緑は正常😊 真っ赤・白っぽい → 受診を検討。
💩 うんちの状態水っぽすぎる・固すぎる → 消化不良や便秘のサイン。
📝 変化の記録気になるときはスマホで写真・メモを残しておくと医師に相談しやすい!

オムツは赤ちゃんの健康のバロメーター。毎回、赤ちゃんが出したものはチラッとでも観察するクセをつけましょう。いつもと違うと感じたときは、スマホで写真撮るなど記録しておくと安心です。

コミュニケーションを取る

🤱 ポイント💡 コツ
声をかける「きれいになったね」「気持ちいいね」と声をかけながら交換♪
😊 表情を見せる赤ちゃんはママパパの笑顔が大好き💖 ニコッとするだけで安心感に。
👋 スキンシップ手をにぎったり、お腹をなでたりして触れ合いタイムに。
🎶 リズムをつける短い歌やオリジナルのかけ声を決めても楽しい!
💞 習慣にする毎回同じように声かけすると「安心ルーティン」になっていきます✨

オムツ替えはただの「お世話」ではなく、大切なふれあいタイム 反応しない新生児でも、しっかり聞いてるし、いっぱい感じているので、声や表情はしっかり伝わります。

新生児のオムツ交換を快適に行うコツ

新生児オムツ交換画像

外出先でできる工夫

赤ちゃんを連れて外出すると必ずオムツ替えのタイミングがやってきます。慌てずに対応できるよう、準備をしておくことが大切です。

コンパクトなオムツセットを持ち歩く

オムツ枚数、おしり拭き、ビニール袋、使い捨てオムツ替えシートをひとまとめにしておくと便利です。バッグの中で探す手間が省け、すぐにオムツ替えができます。

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売れ筋No.1 オムツポーチ

オムツ、おしり拭き、ビニール袋、オムツ替えシートだけでなく、汚しがちな肌着・着替えや保湿剤・使い捨て手袋や除菌シートなども入れておけるので安心♪

内側のポケットに母子手帳なども入れておくと、何かあったときにも困らずに済みます。

オムツ替えのスペースを事前にチェック

ショッピングモールや駅、サービスエリアにはベビーシートが設置されている場所が増えています。お出かけ前に施設のホームページやアプリで確認しておくと安心です。

画像:amazon

使い捨てオムツ替えシート

赤ちゃん用オムツ替えシートではありませんが、1枚16円程度なので、オムツ替えポーチに入れておくと便利です。

ショッピングモールなどに設置されてるベビーシートでもそのまま寝かせるより、シートを1枚敷くほうが清潔で安心しませんか?そして、汚してしまってもシートを捨てるだけなので気を遣わなくて済みます。

車内でもどこでも気軽に使えるので、このシートをよくおすすめしています。

車内を活用する

車移動の際は、チャイルドシートの上ではなく、後部座席にシートを敷いて替えるのが安全です。プライバシーも守られ、赤ちゃんも落ち着きやすいです。

衛生面を意識する

外では思いがけず汚れやすいため、除菌シートを準備して手を清潔にしてからオムツ交換を行いましょう。使い捨ての手袋も便利です。

季節ごとの対策

季節によって、オムツ替えの工夫ポイントも変わります。赤ちゃんが快適に暮らせるよう調整してあげましょう。

  • 春・秋(過ごしやすい季節):気温が安定しているため特別な工夫は少なくて済みますが、外出先で冷たいおしりふきで赤ちゃんがびっくりすることがあります。ケースに入れて保温するタイプを使うと安心です。
  • 夏(汗やかぶれに注意):汗や湿気でオムツかぶれが増える季節。こまめな交換が大切です。外出先では通気性のよい服を選び、オムツ替えの際にはしっかりおしりを乾かしてからオムツをしめましょう。
  • 冬(冷えに注意):寒い季節はオムツ交換で服を脱がせると赤ちゃんが冷えてしまいます。毛布やタオルを掛けながらオムツ替えをしたり、暖かい室内で手早く行うようにしましょう。おしり拭きが冷たいと不快になるので、あたためたおしり拭きを使うと安心です。
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おしりふきクイックウォーマー

おむつ替えの際に温かいおしりふきがあると、赤ちゃんも心地よく、冷たいおしりふきに驚かなくてすみます。

温かいおしりふきで、オムツ替えの際、びっくりして泣かれることがなくなります。

新生児のオムツ交換でよくあるトラブルと対処法

毎日何度も行うオムツ替えですが、思わぬトラブルに焦ることもあります。ここで多いトラブルをみてみましょう。

トラブルよくある状況対処法のポイント
オムツ替えのたびに暴れてしまう足をバタバタ動かす、体をひねる・おもちゃや声かけで気をそらす
・交換は手早く
・寝返りが増える時期は「安全な場所」で替える
オムツを外したときにおしっこをする男の子は特に多い
替えた直後に服が濡れることも
・オムツを外す前に新しいオムツを下に敷いておく
・おしっこガードにガーゼをかけておく
・なるべく手早く交換する
うんちが背中から漏れる授乳後などのゆるいうんちで起こりやすい・オムツの背中部分をしっかり引き上げる
・サイズが合っているか確認
・背中ギャザーをきちんと立てる

オムツ替えのたびに暴れてしまう

新生児期から足をよく動かす子もいます。歌を歌いながら替えたり、話しかけてあげると落ち着くことも。安全第一で、ベッドや高い台の上では目を離さないようにしましょう。

オムツを外したときにおしっこをする

オムツを外した解放感や冷たい空気でおしっこが出やすくなります。新しいオムツを下に敷いて替えるようにすると、万が一のときも、下の服や布団を汚さずに済みます。男の子は特に注意です。

うんちが背中から漏れる

うんち漏れは、オムツのサイズやあて方が原因であることが多いです。背中のギャザーをしっかり立てて、オムツにおしりがしっかりフィットしているか確認してみましょう。頻繁に起こる場合は、サイズアップのサインかもしれません。

まとめ

新生児のオムツ交換、最初は緊張しますが必要なグッズを揃え、正しい手順やコツを知っておくことで安心して取り組めます。

交換の頻度、タイミングは赤ちゃんの排せつリズムによって変わりますが、基本は『濡れたらこまめに替えること』を意識して行うだけで、おしりの肌トラブルはグッと減らすことができます。

赤ちゃんによっては、オムツかぶれや漏れなどのトラブルも起きやすいですが、対処法を知っておくことで慌てず対応できます。

オムツ交換はただのケアではなく、赤ちゃんとのスキンシップを取れる大切な時間です。声を掛けながら、笑顔で行うことで赤ちゃんも安心し、親子の絆がより深まります。

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