初めて赤ちゃんのお世話をする方にとって、沐浴(もくよく:赤ちゃんのお風呂)は、少しハードルの高いイベントかもしれません。「どうやってやるの?」「何を準備すればいいの?」など、分からないことも多いですよね。
この記事では、沐浴の目的から準備方法、実際のやり方、気をつけたいポイントまで、基礎知識をわかりやすく解説します。さらに、季節ごとにあると便利なアイテムもご紹介。この記事を読めば、安心して赤ちゃんの沐浴に臨めるようになります。
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沐浴の基礎知識

沐浴の目的
赤ちゃんにとっての「沐浴(もくよく)」は、体を清潔に保つためだけでなく、心と体の健やかな成長をサポートする大切な時間です。具体的には、以下のような目的があります。
1. 清潔を保つため
赤ちゃんは汗っかきで、吐き戻しやおむつの汚れなども頻繁にあります。沐浴によって皮膚を清潔に保つことで、あせもやおむつかぶれ、湿疹などの肌トラブルを予防することができます。
2. 衛生習慣をつける第一歩
毎日同じ時間帯に沐浴をすることで、赤ちゃんの生活リズムが整いやすくなります。また、スキンケアや着替えといった日々のケアの一環として、衛生習慣を自然に身につけることにもつながります。
3. 親子のスキンシップの時間
沐浴中は、赤ちゃんとしっかり目を合わせたり、声をかけたり、優しく触れ合ったりできる大切なコミュニケーションの時間です。赤ちゃんの安心感や親子の絆を深めることにもつながります。
4. 体調や肌の様子をチェックする機会
全身をよく観察できる時間でもあるため、肌の赤みや湿疹、へその様子などをチェックすることができます。小さな変化にも早く気づくことができ、体調管理にも役立ちます。
沐浴を行う時期
● 沐浴はいつから始めるの?
基本的に、生後すぐから沐浴を始めます。退院して自宅に戻ったその日から、赤ちゃんの清潔を保つために毎日行うのが一般的です。
赤ちゃんの皮膚はとてもデリケートなので、大人と同じお風呂に入るのではなく、専用のベビーバスなどを使って清潔な環境で行う「沐浴」が推奨されています。
特に、生後間もない赤ちゃんはへその緒が取れて完全に乾くまでは雑菌の感染を防ぐためにも、湯船での入浴ではなくベビーバスなど専用のお風呂で沐浴を続けることが大切です。
● 沐浴はいつまで続けるの?
目安としては、生後1か月頃までです。
1か月健診で医師のOKが出れば、**赤ちゃんと一緒にお風呂に入ること(入浴)**ができるようになります。これは、赤ちゃんのへその緒がきれいに取れて、感染リスクが下がるタイミングでもあります。
ただし、次のような場合は1か月を過ぎても沐浴を続けたほうが良いこともあります。
- 湯船に入れる環境が整っていない
- 大人一人のワンオペなので、手伝ってもらえず大変
- 赤ちゃんの体調や皮膚の状態に不安がある
- 医師から入浴を控えるよう指示がある
その場合は無理に切り替えず、赤ちゃんの様子を見ながら、徐々に入浴へ移行していきましょう。
沐浴の準備方法

室温を24~26℃に調整する
赤ちゃんは体温調節が苦手なので、まずは沐浴を行う部屋を適温にしておくことが大切です。
寒い季節は暖房を使用し、暑い季節はエアコンや扇風機で快適に整えましょう(ただし風が直接赤ちゃんに当たらないように注意)。
- 目安:24~26℃前後
- 手が冷たく感じる環境は赤ちゃんにとっても寒い可能性あり
湯温を38~40℃に調整する
ベビーバスにお湯を張ります。お湯の温度は、赤ちゃんが心地よく感じる38〜40℃程度にしましょう。
必ず温度計で測るか、大人の肘で温度を確認してください。熱すぎたり冷たすぎたりすると赤ちゃんがびっくりしてしまいます。
- 冬場は少し高め(39〜40℃)、**夏場はぬるめ(37〜38℃)**もOK
沐浴用のベビーバスを用意する
ベビーバスはシンクに置けるコンパクトタイプや、空気でふくらませるソフトタイプなどがあります。
赤ちゃんの体がすっぽり入るサイズで、安定感のあるものを選びましょう。
- すべり止めや背もたれ付きのものは、より安全でおすすめ
- お湯を張ったあとは赤ちゃんを抱っこしたまま動きにくいので、沐浴場所を事前に決めておくと◎
ベビーバスを選ぶ際には、次の記事も参考にどうぞ ⇒ 我が家にピッタリのベビーバス選び方

ガーゼ、ベビーソープ、柔らかいタオルを準備する
沐浴中に使う小物も手の届くところにまとめておきましょう。
- ガーゼハンカチ:赤ちゃんの顔や体を洗ったり、体にかけて安心させたりできます
- ベビーソープ:泡タイプなら片手で使えて便利。無添加・低刺激タイプを選びましょう
- タオル:吸水性がよく、ふんわりとした大判のものを準備。沐浴後すぐに包んで湯冷めを防ぎます
お着替え、おむつ、保湿クリームを手元に置く
沐浴後のケアもスムーズに行えるよう、赤ちゃんを拭き終えたらすぐに保湿・お着替えできる環境を整えておきましょう。
- 肌着・ロンパースなどの着替え
- おむつ
- 赤ちゃん用保湿クリーム(ローションやミルク)
- 必要に応じて綿棒やへその緒のケア用品も
まとめ:沐浴準備チェックリスト
項目 | チェックポイント |
---|---|
室温 | 24~26℃に調整。冷暖房の風に注意 |
湯温 | 38~40℃をキープ。肘や温度計で確認 |
ベビーバス | 安定感のある場所に設置 |
沐浴アイテムの準備 | ガーゼ、ベビーソープ、やわらかタオル |
沐浴後アイテムの準備 | 保湿剤、おむつ、着替えをすぐ使える場所に設置 |
ベビーバスはたくさん種類があります。何がいいか迷う場合は、生活をイメージしながら選ぶとよいでしょう。次の記事も参考にどうぞ。⇒ベビーバスのおすすめや代用できるもの

沐浴のやり方
赤ちゃんとの沐浴タイムは、体を清潔に保つだけでなく、親子のふれあいの大切な時間でもあります。ここでは、実際の沐浴の流れを、はじめての方でも安心してできるようにステップごとに紹介します。

首と頭を片手で支えながら、ゆっくりお湯に入れる
赤ちゃんを抱っこする時は、片手で首と頭をしっかり支えるのがポイントです。もう片方の手でお尻を支えながら、ゆっくりとベビーバスに入れてあげましょう。
- 首がすわっていない時期は、特にしっかり支えることが大切です
- 急にお湯に入れると驚いてしまうので、声をかけながらそっと入れる
ガーゼをおなかにかけ、体を冷やさないようにする
お湯に入ったら、ガーゼをおなか~胸にふんわりとかけてあげましょう。ガーゼをかけた時に、赤ちゃんの両手もすっぽりガーゼで覆うのがポイント!両手がブラブラしないことで赤ちゃんは安心します。
赤ちゃんはお湯の中でもお腹や胸が冷えやすいので、ガーゼをかけることで安心感も与えられます。
- 泡で洗っている間も、ガーゼはそのままでOK
- お湯が冷めていないか、途中でチェックすると◎
ベビーソープを泡立て、首や脇、足の付け根を優しく洗う
ベビーソープは手のひらでよく泡立ててから使いましょう。スポンジではなく手で洗うのが基本です。
洗う順番の例:
- 首のシワ(ミルクや汗や汚れがたまりやすい)
- 脇の下
- 腕・手のひら
- 胸・お腹
- 足の付け根(おむつかぶれの予防に◎)
- 背中やおしり(体を少し横向きにして)
- ごしごし洗わず、なでるようにやさしく
- シワの間やくびれ部分は特に丁寧に洗う(皮膚が重なる部分は汚れなどがたまりやすい)
頭や顔を最後に洗う
体を洗い終えたら、最後に頭や顔を洗いましょう。赤ちゃんが冷えないように、時間をかけすぎないのがポイントです。
- 頭は泡を使ってやさしくマッサージするように洗います
- 顔はガーゼや手にお湯だけを含ませて、目・鼻・口の順にやさしく拭く
- 目や鼻は内側から外側に向かって拭くと清潔に保てます
体全体をきれいに流し、すぐにタオルで包む
洗い終えたら、手桶などを使ってきれいに流しましょう。首や脇、足の付け根など汚れがたまりやすい部分は、泡も残りやすいので特に丁寧に。
そのあとは、タオルを広げた場所に赤ちゃんを寝かせ、すぐに包んであげます。湯冷めしないように素早く行うのがコツです。
- くるむ前にタオルの上に軽くガーゼなどを敷いておくとやりやすい
- 抱っこしながらタオルで包む方法でもOK
スキンケアして、服を着せる
赤ちゃんの皮膚は、大人の半分ほどの厚さしかなく、、乾燥しやすくバリア機能も未熟です。外部刺激(乾燥、汗、摩擦など)に弱いため、保湿などで守ってあげる必要があります。
お風呂上がりは乾燥が進むタイミングなので、保湿ケアをするのに最適なタイミング!5分以内を目安に保湿してあげるのが効果的です。毎日のスキンケアによって、肌のバリア機能を高め、湿疹やかぶれ、乾燥によるかゆみなどのトラブルを防ぎます。
スキンケアの方法や保湿剤の選び方に迷う方は次の記事も参考にどうぞ。

まとめ:沐浴の流れ
ステップ | 内容 |
---|---|
① | 首と頭を支えながら、ゆっくりお湯に入れる |
② | ガーゼをおなかにかけて体を冷やさないようにする |
③ | ベビーソープの泡で、首・脇・足の付け根を洗う |
④ | 頭と顔をやさしく洗う |
⑤ | 体を流し、すぐにタオルで包む |
⑥ | スキンケアして、服を着せる |
沐浴中の注意点
赤ちゃんの沐浴は、ほんの数分のことですが、安全に行うためにはいくつかの大切なポイントがあります。ここでは、特に気をつけたい注意点をわかりやすくまとめました。

赤ちゃんから目を離さない
沐浴中は、絶対に赤ちゃんから目を離さないようにしましょう。
たとえ数秒でも、赤ちゃんが滑ってしまったり、お湯を飲んでしまったりする危険があります。途中で電話やチャイムが鳴っても対応せず、まずは沐浴を終わらせることが大切です。
- 沐浴中に必要なものは事前にすべて手の届く範囲に準備しておくと安心です。
首を頭をしっかり支える
新生児期は首がすわっていないため、必ず片手で首と頭をしっかり支えながら行います。
不安定な体勢になると赤ちゃんが驚いたり、お湯に沈んでしまう危険があるため、安定した支え方が重要です。
- 自信がない場合は、二人で協力して行うのも◎(一人が抱っこ、一人が洗うなど)
- 支えるのが怖い場合は、サポートしてくれるベビーバスもあるので、ベビーバスを選ぶときに考慮しましょう
お湯が冷めないように注意する
お湯が冷めると、赤ちゃんの体がすぐに冷えてしまいます。
特に寒い季節は、沐浴の途中でお湯の温度を確認し、必要に応じて差し湯をするなどの工夫をしましょう。
- お湯の適温は38〜40℃前後を保つのが目安です
- ベビーバス用の保温カバーや、浴室暖房を活用しても◎
手や道具の清潔を保つ
大人の手や使うガーゼ・タオル・ベビーバスは事前に清潔な状態にしておくことが大切です。赤ちゃんの肌はとてもデリケートなので、雑菌がつくと肌荒れやトラブルの原因になります。
ベビーバスは毎回きれいに洗って乾燥させておくと安心です。
手は石けんで洗ってから沐浴を始めましょう。
体調が悪いときは無理に行わない
赤ちゃんが機嫌が悪いときや、熱がある・下痢をしている・ぐったりしているといった体調不良がある場合は、無理に沐浴をせずにお休みすることも大切です。
心配な場合は、医師や助産師に相談しましょう。
そんなときは、濡らしたガーゼで体を拭くだけでも十分です。
まとめ:沐浴中に気をつけたいポイント
注意点 | 内容 |
---|---|
赤ちゃんから目を離さない | どんなに短時間でも目を離さず、安全を最優先に |
首と頭をしっかり支える | 安定した姿勢でサポート。不安なときは協力しながら |
お湯が冷めないように注意 | 湯温は38~40℃をキープ。差し湯や保温グッズの活用も◎ |
手や道具の清潔を保つ | 清潔な環境づくりで肌トラブルを予防 |
体調がすぐれないときはお休みする | 無理せず様子を見ながら。拭き取りケアでも十分 |
沐浴のやり方に関するよくある質問

へその緒が濡れても大丈夫?
沐浴のときに、へその緒やへその周りが少し濡れてしまっても、慌てる必要はありません。ただし、濡れたままにしておくと雑菌が繁殖しやすくなるため、沐浴後はきちんと乾かして清潔に保つことが大切です。
● へその緒のお手入れのポイント
- 沐浴後は、やさしくガーゼや清潔なタオルで水分を拭き取る
- おへその周りに水分や汚れが残っていないか確認する
- 乾燥しやすいように、通気性のよい服を着せるのもおすすめ
- 臍の緒がとれるまでは、消毒をすすめられる場合もある(産院の指導に従って)
● 注意したいサイン
次のような症状が見られる場合は、小児科や産院に相談してください。
- へその周りが赤く腫れている
- ジュクジュクしていたり、悪臭がする
- 膿のようなものが出ている
- 発熱がある
沐浴の頻度は?
基本的には 毎日1回 行うのが理想的です。
新生児期の赤ちゃんは、汗をたくさんかいたり、母乳やミルクの吐き戻し・おむつかぶれなどで汚れやすいため、毎日沐浴をして清潔を保つことが大切です。
● 毎日行うメリット
- あせもや湿疹などの肌トラブルを予防できる
- 赤ちゃんの体調や皮膚の状態をチェックしやすい
- 沐浴のリズムで生活のリズムも整いやすくなる
- 親子のスキンシップの時間になる
● 体調がすぐれないときはどうする?
赤ちゃんの体調が悪い日や、どうしても入れられない日があっても、無理はしなくて大丈夫です。
たとえば、こんなときは沐浴をお休みしてもOK:
- 発熱や下痢などの体調不良がある
- おへそに異常がある(産院から入浴を控えるよう言われた)
- 親御さんの体調や環境が整わない日
そんな日は、ぬるま湯で絞ったガーゼやタオルで顔・首・手足・おしりなどを優しく拭いてあげる「清拭(せいしき)」でも十分ケアになりますよ。
まとめ:沐浴頻度
項目 | 内容 |
---|---|
基本の頻度 | 毎日1回が目安 |
時間帯 | 夕方〜夜(赤ちゃんがリラックスしやすい) |
体調不良時 | 無理に入れず、清拭で代用もOK |
沐浴におすすめの時間帯は?
夕方〜夜の早い時間帯(17時〜19時ごろ)がおすすめです。
この時間帯は赤ちゃんが1日の疲れを癒やしやすく、沐浴後にリラックスして眠りにつきやすいため、多くのご家庭で取り入れられています。
● 夕方〜夜がおすすめの理由
- 1日の汚れや汗をすっきり落とせる
- 入眠前のルーティンになるので、夜ぐっすり眠りやすくなる
- 気温が安定していて、冷えにくい(特に春〜秋)
● こんなタイミングもOK!
とはいえ、赤ちゃんや家族の生活リズムに合わせて、次のような時間帯でも問題ありません。
- 午前中の機嫌がよい時間(授乳後すぐは避けましょう)
- パパやママの手が空いている時間帯
- 部屋が暖かく、沐浴後にしっかりケアできる時間
大切なのは、赤ちゃんの体調が安定していて、落ち着いた環境でできるかどうかです。毎日、同じような時間帯に入れてあげるようにすると、生活リズムがつきやすいです。
● 注意したいポイント
- 授乳の直後は避ける(吐き戻しの原因になることも)
- 授乳の直前は避ける(おなかがすいている)
- 寒い季節は、日中の暖かい時間帯に行うのもおすすめ
- 毎日だいたい同じ時間帯に行うと生活リズムが整いやすい
まとめ:おすすめの時間帯
おすすめの時間帯 | 夕方〜夜(17時〜19時ごろ) |
---|---|
ポイント | 寝かしつけの前、赤ちゃんが落ち着いている時間に |
寒い季節・暑い季節の沐浴のコツは?
【寒い季節の沐浴のコツ】
● 室温をしっかり整える
沐浴前に室温を20〜25℃程度に保つのが理想です。暖房を使うときは、赤ちゃんに直接風が当たらないように注意しましょう。
● お湯の温度は少し高めに
普段よりやや高めの38〜40℃程度が目安。冷めやすいので、事前にベビーバスを温めておくと◎。
● 段取りよく済ませる
寒い時期は、手早く沐浴を終えてすぐにタオルでくるむことがポイント。事前に着替えやバスタオル、保湿剤を準備しておきましょう。
● 湯冷めに注意
沐浴後は、保湿→着替え→暖かく包んであげる流れで。特に足先やお腹が冷えやすいので、しっかりと温めてあげてください。
【暑い季節の沐浴のコツ】
● 涼しい時間帯に沐浴する
真夏は日中の気温が高いため、午前中や夕方の比較的涼しい時間帯がおすすめです。汗をかいた後のタイミングも◎。
● 室温管理も忘れずに
エアコンや扇風機を使用してもOKですが、冷たい風が赤ちゃんに直接当たらないように注意しましょう。
● お湯の温度は少し低めに
36〜38℃程度のぬるめのお湯で十分。暑がってぐずる場合は、さらに少しぬるくしても大丈夫です。
● 沐浴後の汗対策も
沐浴後は汗をかきやすいので、通気性のよい肌着やガーゼ素材の服がおすすめ。保湿も忘れずに。
● 季節を問わず共通のポイント
- 沐浴前にすべての準備を整えておく
- 授乳直前や直後は避ける(30分〜1時間あける)
- 沐浴後は、こまめに体調や肌の状態をチェックする
まとめ:季節別沐浴のコツ早見表
ポイント | 寒い季節 | 暑い季節 |
---|---|---|
室温 | 20〜25℃に保つ | エアコンで快適に調整 |
お湯の温度 | 38〜40℃ | 36〜38℃ |
時間帯 | 日中や夕方の暖かい時間 | 朝〜夕方の涼しい時間帯 |
終了後の対応 | 湯冷め防止・しっかり保湿 | 通気性のよい服・汗対策 |
沐浴に便利なアイテムまとめ【季節別】
赤ちゃんとの沐浴タイムを快適&安全にするために、揃えておくと便利なアイテムをご紹介します。初めての育児でも安心して沐浴ができるように、季節ごとのポイントもあわせて解説します。

■ 通年で使える基本アイテム
アイテム名 | 用途・ポイント |
---|---|
ベビーバス | キッチンシンクに置けるタイプや空気でふくらませるタイプも人気。使用後の収納もチェック! |
沐浴布(もくよくぬの) | 赤ちゃんの体にかけてあげると安心感アップ。滑り止めにも◎ |
ガーゼハンカチ | 顔や体をやさしく洗ったり拭いたりするのに便利。何枚か用意しておくと安心です。 |
ベビーソープ | 無添加・低刺激タイプが◎ 泡タイプは片手で使えて便利。 |
温度計 | お湯の温度(38℃前後)をチェックするために必須アイテム。 |
バスタオル | 吸水性のよい大判タオルを準備。赤ちゃんをすぐに包んで体を冷やさないようにしましょう。 |
保湿剤(ベビーローションなど) | 沐浴後の乾燥対策に。赤ちゃんの肌に合う低刺激タイプを選んで。 |
■ 寒い季節(秋〜冬)にあると便利なアイテム
アイテム名 | 用途・ポイント |
---|---|
暖房器具(セラミックヒーターなど) | 室温を20〜25℃にキープ。風が直接赤ちゃんに当たらないよう注意。 |
湯冷め防止のバスローブ | 沐浴後すぐに包めるポンチョタイプが便利。保湿・着替えの間も体が冷えません。 |
保温性のある肌着 | 沐浴後の体温を保つために、やわらかく通気性のある素材で防寒。 |
お湯の温度キープグッズ | お湯が冷めやすい冬場に重宝。ベビーバス用の保温シートなども便利。 |
■ 暑い季節(春〜夏)にあると便利なアイテム
アイテム名 | 用途・ポイント |
---|---|
冷感ガーゼ肌着 | 通気性がよく、汗をしっかり吸ってくれるガーゼやメッシュ素材がおすすめ。 |
扇風機 or エアコン | 湿度や室温が高くなる季節は、室内環境を快適に整えることが大切。風は直接当てないように。 |
冷感シート or 保冷剤(親用) | 親も汗だくになりがち。首元に保冷剤を巻いたり、冷感グッズで熱中症対策を。 |
おしりふきウォーマーの逆利用(冷やし) | おしりふきが熱くならないよう、常温で使うか軽く冷やして気持ちよく。※使いすぎ注意 |
まとめ:便利アイテム
沐浴タイムをスムーズに、そして赤ちゃんにとっても心地よいものにするためには、事前の準備と環境作りがカギ。季節に合ったアイテムを取り入れることで、親も赤ちゃんも、より快適に過ごせます。
まとめ
沐浴は、赤ちゃんにとって心も体もリラックスできる大切な時間。そして、パパやママにとっても赤ちゃんとのふれあいを楽しめる貴重なひとときです。
最初は緊張するかもしれませんが、準備や手順を知っておけば大丈夫。今回ご紹介した「目的」「準備方法」「やり方」「注意点」「よくある質問」「季節別の便利アイテム」を参考に、少しずつ慣れていきましょう。
毎日の沐浴が、赤ちゃんとの絆を深める楽しい時間になりますように。
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