スキンケアが非常に重要な赤ちゃんの肌。赤ちゃんの肌ってツルツルスベスベなイメージですが、実は、肌が薄く、非常にデリケートで肌トラブルを起こしやすいのが事実です。
ツルツルスベスベな肌を守ってあげるため、正しい赤ちゃんのスキンケアを知って、トラブル知らずの肌を作ってあげましょう。
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スキンケアは、なぜ必要?
赤ちゃんの皮膚表面の厚さは大人の半分しかなく、肌表面のバリア機能も未熟な状態です。
よだれやミルク、食べ物などの刺激で皮膚表面のバリアが崩壊してしまうと、肌内部の水分も保つことができず、乾燥によるドライスキンを起こし、さらに刺激を受けやすくなってしまいます。
肌のバリア機能は、次の役割があります。
- 有害物質や紫外線、微生物など外部刺激から守る
- 体の水分が蒸散しすぎるのを防ぎ、乾燥から守る
スキンケアを生まれてからできるだけ早期より正しく行うことで、肌をアレルゲン(アレルギーを引き起こす物質)や細菌などの外部刺激から守るバリア機能がはたらき、肌荒れなどのトラブルを防ぎます。また、その後のアトピー性皮膚炎やアレルギー、皮脂欠乏湿疹、ぜんそく症状などを減少させるのではないかとも言われています。
しっかりスキンケアを行い、健康な肌を維持してあげましょう。
スキンケア、いつから始める?
産まれたら早期から始めるのがベストです。産院を退院したら、その日から始めてあげましょう。
そんなに早くから?と思われるかもしれませんが、赤ちゃんの肌は自力で健康を保つのが難しいため、保湿ケアによって乾燥から守り、肌のターンオーバー(新陳代謝)を助け、バリア機能を低下させないようにします。
スキンケア、2つの柱
スキンケアの基本は、『清潔』と『保湿』です。これがスキンケアの2本柱。肌を健康な状態に保つには、どちらも欠かすことができません。
清潔
1日1回は、石鹸をしっかり泡立てて、泡で洗ってあげてください。
特に新生児は、頭皮やおでこ・鼻辺りの皮脂分泌が多くべたつきやすいので、こするのではなくたっぷりの泡で優しく洗ってあげてください。
首やわき・ひじ・ひざの裏など関節やくびれ部分(皮膚と皮膚が重なる部分)は、汚れもたまりやすいので、洗い残しがないように、シワをのばしてしっかり洗ってあげましょう。また、石鹸成分も残ると肌トラブルになりやすいので流すときにもシワをのばして流してあげましょう。
保湿
保湿剤も色々ありますが、季節によっても使いやすさなどが異なるので特徴を知ったうえで、使いやすいものを選んでください。
市販されている保湿剤を選ぶ際には、できるだけ添加剤(着色料や香料など)の少ないものを選び肌の負担にをかけないようにしましょう。
保湿剤の成分としてピーナッツやアーモンドなどの食物由来成分が含まれていると、アレルギーを引き起こすことがあるので、その点も注意して選ぶようにしましょう。
保湿剤の種類
軟膏
油分がベースとなっているので、保湿力が高く皮膚を保護してくれる反面、伸びにくくべたつきやすいのが特徴です。
ローション
油分よりも水分が多く配合されているため、伸びがよくサラッとしていて、広範囲を保湿するのに便利です。
クリーム
軟膏よりは伸びやすくローションより保湿力は高いとされています。ただ、汗や水にはながれやすいです。
ワセリン
水分を与える効果はないので、ローションやクリームなどで保湿した上に塗ります。油の膜を作り、水分を逃さないよう肌をコーティングします。特に、おむつかぶれやよだれかぶれにオススメです。
季節で考える保湿剤
保湿ケアは、一年中必要となります。その季節に合った保湿剤を選んで使用するようにしましょう。
空気の乾燥が気になる秋冬は油分を多く含むクリームや軟膏、ワセリンなどで保湿、気温の高くなる春夏はサラッと伸びやすいローションがオススメ。
またクリームは、通年使用にも向いています。
保湿のタイミング
1日2回が基本とされているので、起床時の着替え時や入浴後など2回の場合は朝晩になるようケアしてあげましょう。
その他、肌の状態に合わせて、「外出前後」「オムツ替えの時」「汗や口元を拭いた時」などにプラスしてあげるとよい場合もあります。
保湿ケアで気を付けること
まずは狭い範囲に塗る
成分に注意して購入したつもりでも、赤ちゃんの肌に合わないこともあります。新しいモノを使用する際は、まず狭い範囲に少し塗って様子を観察し、赤くならない・発疹もでない・普段と変わらないということを確認してから全身に使用しましょう。
その時の状態で塗り方を変える
季節やその時の赤ちゃんの肌の状態で、塗り方を工夫するのもオススメです。
たとえば、全身にローションを塗ったあと、乾燥しやすい季節や乾燥しやすいヒジやヒザなど手足だけクリームを重ね塗りしたり、おむつかぶれやよだれかぶれしやすい場所だけワセリンを重ねておくなどです。
石鹸と保湿剤の選び方
石鹸は固形・泡・液体と様々ありますが、どれでも〝使いやすい”と思うもので大丈夫です。ただ、どれでもなるべく添加剤などの少ないもので、アレルギー成分なども含まれていないものを選んであげてください。
そして体の汚れは石鹸成分でなく、泡で汚れを包み込んで落としていくので、固形や液体を選ぶ場合は、しっかり泡立てて洗ってあげるのが基本です。
泡タイプであれば泡で出てくるので、便利です。泡タイプのボディーソープと保湿剤、無添加で安心して使用できるものもあります。
保湿剤もローション、クリームなどありますが、ママが使いやすいと思うものを選んで使ってみてください。
安心して使えるオススメをいくつか紹介しておきますので、参考にしてください。
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赤ちゃんの頃から、スキンケアをすることで肌トラブルを未然に防ぎ、ツルツルスベスベの肌を保ってあげることができます。
産院を退院したら出来るだけ早い時期からスキンケア開始してあげましょう。
クリームや液体など様々なタイプがありますが、まずは【使いやすそう】と思うものが一番!
使いやすそうと思うものから、上記にあげたような無添加や天然由来で赤ちゃんの肌に負担にならないものを選びましょう。使用開始するときにはまず狭い範囲に塗ってあげて赤くなったりしないか確認してから使用してあげてください。
もちろん赤ちゃんに使える肌に負担にならないものは、ママの肌にもいいものが多いです。筆者も肌が弱い方なのでオススメしたものを使用しています。赤ちゃんもママもしっかり保湿!
スキンケアの保湿をしっかりおこなって、トラブルない綺麗な肌を維持してあげてください。
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