授乳していると、「この姿勢で合っているのかな?」「赤ちゃんが飲みにくそう…」「肩や腰がつらい」「おっぱいが痛い」など、悩みが出てくることはとても自然なことです。
実は、授乳のしやすさは〝姿勢”で大きく変わり、赤ちゃんが飲む量だけでなく、ママの体の負担や乳首トラブルにも影響します。
この記事では、1万人を超えるママの授乳をみてきた助産師の視点から『正しい授乳姿勢』をやさしく、わかりやすく解説します。
横抱き・縦抱き・フットボール抱きなどの代表的な姿勢から、帝王切開後や赤ちゃんが小さめの場合のおすすめ姿勢まで、状況に合わせて紹介。
「もっと早く知りたかった!」と思えるヒントがきっと見つかります。一緒に、ママと赤ちゃんがラクに楽しく授乳できる方法を探していきましょう。
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正しい授乳姿勢を保つメリット

赤ちゃんが飲みやすい
授乳姿勢が安定すると、赤ちゃんはおっぱいを深くくわえやすくなり、必要な量をしっかり飲みやすくなります。
スムーズに飲めることで、空気をたくさん飲み込んでむせる、おなかが張るといったトラブルも減り、赤ちゃんにとっても快適な授乳時間になります。
ママが疲れにくい
授乳は一日に何度も繰りかえすもの。姿勢が崩れたまま続けると、肩や腰、腕に負担がかかってしまいます。正しい姿勢を覚えておくと、体の力みが減り、授乳の度に感じていた〝なんとなくの疲れ”が軽くなります。産後の体をやさしく守るためにも、無理のない姿勢を選ぶことが大切です。
助産師としてアドバイス:ママが楽に授乳できる姿勢が一番大切!何度も無理な姿勢をすると本当に疲れます。新生児でも何度も支えていると重いし、辛いです。ママは楽に!赤ちゃんは上手にくわえられる!ように周りをクッションなどで囲んで、いかに楽な姿勢でできるかが大切!あとでクッションなども案内します!
乳腺炎を予防できる
赤ちゃんがうまく吸える姿勢を保ち、上手に飲み取ってくれることで、乳首にキズをつけたり、乳房内のうっ滞が減り、乳腺炎の予防にもつながります。
日々の授乳姿勢の工夫でリスクを下げることができます。
正しい授乳姿勢の種類
横抱き

もっとも一般的で、多くのママが最初に挑戦しやすい姿勢です。ママの腕の上に赤ちゃんの頭を乗せて支える形で、お互いの顔を見やすく、安心感があります。授乳クッションを使うと腕の負担を大きく減らすことができます。
縦抱き
ゲップをさせるときのように、赤ちゃんを起こした姿勢で飲ませます。吐き戻しが多い赤ちゃんや、鼻づまりで横抱きが苦しそうな場合などにおすすめ。ママの体に沿わせて支えると安定します。
フットボール抱き
赤ちゃんをわきの下に抱え込むようにする姿勢で、帝王切開後等おなかへの負担を避けたいときにも使いやすい方法です。
双子育児でもよく使われる姿勢で、片方のおっぱいが飲みにくいママにも向いています。
添い乳
夜間やママの体調がすぐれないときに便利な姿勢です。ママが起き上がらずに横になったまま、赤ちゃんも寝かせ、リラックスした状態で授乳できます。
添い乳は、ママが赤ちゃんの状態が見えにくいため、赤ちゃんの呼吸が妨げられていても気づきにくいです。また、ママが授乳したまま眠ってしまい、赤ちゃんに覆いかぶさってしまったり、窒息させてしまうリスクがありますので、安全面をしっかり確保しましょう。
【状況別】おすすめの授乳姿勢
授乳に慣れていないとき
まずは、横抱きが一番わかりやすく、安定しやすいのでおすすめです。
授乳クッションを使って、高さを調整し、赤ちゃんが自分からおっぱいに近づくような位置(ラッチオン)を意識すると、飲みやすい姿勢がつくれます。
帝王切開したとき
おなかの傷に赤ちゃんの足が当たると痛むため、フットボール抱きがとても便利です。
授乳クッションを体の横におき、赤ちゃんを乗せ、わきの下で支えることでおなかへの負担を減らし、安心して授乳ができます。
赤ちゃんが小さめのとき
身体が小さい赤ちゃんは、姿勢が崩れやすいので、横抱きでしっかり体を支えたり、授乳クッションで高さを合わせることが大切です。
ママが体調不良のとき
体を起こすのがつらいときは、添い乳が役立ちます。授乳の負担が減るので、休みながら続けられます。
ただし、赤ちゃんに窒息の危険があるため、添い乳の姿勢は安全に十分配慮しましょう。可能であれば、家族に赤ちゃんを支えてもらったり、見守ってもらったりしながら授乳すると安心です。
正しい授乳姿勢を保つコツ
赤ちゃんの体をまっすぐに保つ
赤ちゃんの頭・背中・おしりが一直線になるよう意識すると、スムーズに飲める姿勢ができます。体がねじれていると飲みにくく、乳首トラブルの原因にもなります。
ママは前かがみにならない
赤ちゃんに近づこうとすると、ついママが前のめりになりがちです。ママが前のめりになるのではなく、楽な姿勢で赤ちゃんをおっぱいのところに近づけてきてください。
おっぱいを潔くくわえさせる
乳首から飲むのではありません。乳輪部分まで口の中に入っていないと飲めないので、しっかり乳輪まで、赤ちゃんの口に入っているか確認しましょう。
くわえかたが浅いと、乳首が痛くなるばかりか、母乳の飲み取りも悪くなります。
正しい授乳姿勢をとりやすくなるアイテム
授乳クッション
授乳の負担を大きく軽減してくれる便利アイテム!高さが合わないと姿勢が崩れやすいため、クッションを使って、赤ちゃんの口元とおっぱいの高さを合わせると快適になります。
高さをうまく合わせることができれば、クッションの上にドーンと赤ちゃんを寝かせて授乳できるので、赤ちゃんを支えたりして腕がだるい、肩こりがつらいといったことからも解放されます!
授乳用のクッションは、経験上、あまり安価すぎるものは、すぐにへたってくる印象があります。高さがなくなってしまいます。おすすめのものを1つご紹介しておきます。
MOGUストアのクッション
産院でも使用されており、高さがしっかりあるので、授乳がラク!カバーの洗濯も可能なので、清潔に使用できるのも嬉しいポイント。
しっかりしたクッションなので、腰にあてると横部分は肘掛のように使用してリラックスすることもできます。
赤ちゃんがお座り姿勢できるようになったら、赤ちゃんが後ろに倒れて頭を打ったりしないよう支えに使用することもできるので、長く活躍するクッションです。
背もたれや肘かけのイス
背中や腕を支えてくれるイスを使うことで、長時間の授乳でも疲れにくくなります。
背中ももたれて、楽に座って、クッションで高さを合わせて、そこに赤ちゃんを寝かせて授乳!これがママが一番楽に授乳できる方法です。一日に何度も行う授乳だから、体への負担を減らして行いましょう!
授乳姿勢に関するよくある質問
乳首の痛みを軽減する方法は?
まずは、赤ちゃんが乳輪までしっかり深くくわえているか確認しましょう。浅い吸いつきは、乳首の痛みや傷の原因になります。
授乳の際、赤ちゃんの頭、背中、おしりは一直線になっていますか?たとえば、授乳クッションの上に、ドンと赤ちゃんは寝てて、おへそは天井の方向を向いて、お顔だけ横向けてママのおっぱいの方を向いて飲んでいませんか?横向いておっぱいをくわえると、乳首に歪んで吸いつくので傷や痛みが出ます。
お顔はママのおっぱいの方を向ける、おへそもママの体のほうを向ける。これが赤ちゃんの頭、背中、おしりが一直線になっているということです。
授乳中の肩こりや腰痛の対策方法は?
授乳の際にどこかに力が入っていたり、無理な姿勢をしている可能性があります。
まずはママが楽に座って、背もたれにもたれる。そして授乳クッションなどを利用し、赤ちゃんをささえなくていいように授乳できる体勢を整えましょう。
まとめ
授乳姿勢が整うと、赤ちゃんは飲みやすく、ママの体への負担も減り、トラブル予防につながります。合う姿勢はママと赤ちゃんによって違うので、いろいろ試しながら無理のない体勢を見つけていきましょう。
少しの工夫で授乳はグッと楽になります。ママと赤ちゃんの授乳時間が、より心地のよいものになりますように。


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