乳首が痛いときの対処法|出産後、授乳を始めて数日のママへ

「授乳のたびに乳首が痛い…」「これって普通?我慢しないといけないの?」

出産後、授乳を始めて数日以内~授乳が軌道にのる前のママから最も多い悩みのひとつが“乳首の痛み”です。実はこの時期の痛みには理由があり、正しい対処をすればラクになるケースがほとんど

この記事では助産師の視点から、

  • 産後すぐに乳首が痛くなる原因
  • 今日からできる対処法
  • 乳頭保護クリーム・乳頭保護器・搾乳機の正しい選び方・使い方

を、初めてのママにも分かりやすく解説します。

*当サイトは、プロモーションを含みます


目次

なぜ産後、授乳始めると乳首が痛くなるの?

泣いてる新生児画像

産後数日の乳首の痛みは、ママのせいではありません

痛みが強くなってくると、赤ちゃんが泣くのが恐怖になってくるし、授乳時間が苦痛でしかなくなってきますよね。

苦痛になるほどの痛みを解決するための方法を解説しますが、まずは痛みの原因を考えてみましょう。

主な原因はこちらです。

① 赤ちゃんの吸い方がまだ安定していない

生まれたばかりの赤ちゃんも、授乳が初めて。まだ上手に吸えないこともあります。

  • 浅くくわえる
  • 乳首だけを引っ張る

といったことがよく起こり、乳首に強い刺激が加わります。

ちゃんと吸える位置までくわえることが出来ていないのに、口に少し乳首が入っただけで、赤ちゃんは頑張って吸ってしまうことがあります。ママも、赤ちゃんが〝一生懸命吸っているから我慢しなきゃ”と思ってしまいます。

結果、赤ちゃんは吸ったけど飲めず、ママも痛いだけで終わってしまいます。

吸われている間ずっと痛いときや、くわえ方が浅いと思うときは一旦ストップして、もう一度くわえなおすところから始めましょう

吸い始めだけ痛いけど、すぐ治まって吸ってもらえる場合は、最初浅かったけどうまく吸えるようになってきてることが多いです。吸い方が浅いときのポイントは、吸い始めから吸われている間ずっと痛い!です。

② 乳首が突然の刺激に耐えられない

新生児期は1日8〜12回以上授乳することも。

今まで乳首に刺激をそんなに受けることなんてなかったですよね?そんな乳首に、突然、1日に何度も刺激が加わるため、乳首の皮が薄くなったりすることで、痛みやヒリヒリ感が出やすくなります。

③ 乳首の皮膚がまだ弱い

産後すぐの乳首はとてもデリケート。
少しの摩擦でも

  • 赤くなる
  • 皮がむける
  • 切れたように痛む

ことがあります。


我慢しないで!乳首が痛いときの基本対処法

痛みに耐えてきたママ!よく頑張りました。授乳の時間がくる度、恐怖すら感じたのではないでしょうか。授乳を始めたころによくある乳首痛ですが、解決法をみていきましょう。

✔ 授乳姿勢・くわえさせ方を見直す

赤ちゃんは、自分の舌でママの乳輪をキュッキュッと刺激しながら母乳を飲みとっていきます。なので、乳首だけくわえていても飲めません

授乳の姿勢、赤ちゃんのくわえ方を見直すだけで、うまくくわえられるようになったり、痛みが軽減することも多くあります。

ここからがポイント!

🍀赤ちゃんをしっかりママの体の方に向けましょう。

赤ちゃんの鼻~おへそが一直線になるように、おへそもママの体のほうを向けて、ママにくっつけてあげましょう。

よくあるのが、授乳クッションの上に赤ちゃんを寝かせて、顔だけママのおっぱいの方を向かせる状態。つまり、赤ちゃんのおへそは天井を向いていて、赤ちゃんのお顔だけ横向いている。→自分がコップで水飲むのを想像してみて!前向いてコップ持って、上向いてごくごく飲むよね?横向いて飲むって飲みにくいでしょ?→体も顔をママの方にしっかり向けてあげて。

🍀赤ちゃんの口に、ママの乳輪までしっかり含ませましょう!特に赤ちゃんの舌側

舌でキュッキュッとしながら飲みたいから、舌のあたるほうは乳輪が見えないくらい、舌の上に乳輪を乗せてあげましょう

上下の唇をお口の中に巻き込んでいないかも見ましょう。唇は、上も下もペロンとめくれている感じがGOOD!

【チェックポイント】

  • 赤ちゃんの口が大きく開いてからくわえさせている?
  • 乳首だけでなく、乳輪ごと深く含めている?

浅飲みは痛みの最大原因
痛いときほど、いったん外してやり直してOKです。

外すときの注意! 赤ちゃんが吸っているのに、引っ張って外すと乳首が引っ張られて切れます。吸っているときに外す際は、赤ちゃんの口の横から指を入れて空気を入れることで、痛みなくスッと乳首を口から抜くことができます


✔ 乳頭保護クリームを使う

乳首の先がヒリヒリ痛かったり、傷があって痛む場合、おすすめなのは、乳頭保護クリームです。

乳頭保護クリームのメリット

  • 乳首の乾燥・ひび割れを防ぐ
  • 授乳後のヒリヒリ感を和らげる
  • 赤ちゃんがなめても安全なものが多い

使い方のポイント

  • 授乳後、乳首全体に薄く塗る
  • 拭き取らずそのままでOK。授乳の際に赤ちゃんがすべって飲みにくいようであれば、軽くふき取ってから授乳しましょう。

※「痛くなってから」ではなく、痛くなりそうな時点で使うのがコツです。

助産師目線で選ぶ|おすすめ乳頭保護クリーム

どちらも拭き取りの必要ないクリームなので安心して使えます。赤ちゃんのお口がすべって、おっぱいをくわえにくそうとかがあれば、軽く拭き取って飲ませてあげてください。

  • ピュアレーン(メデラ)
    産院でも使用される定番。100%ラノリンで、授乳前に拭き取る必要がないのが安心。
  • ランシノー(ラノリン)
    伸びがよく、少量でしっかり保湿。乳首のヒリヒリが強いママに人気。こちらも拭き取らなくていいので安心。

どちらも有名なクリームで赤ちゃんの口に入ってもOKなもの。どちらでも構いません。


クリームなんてぬりたくないという場合は、母乳を塗ってもOK!母乳を薄く乳頭・乳輪に塗ってみましょう。保湿になります。

✔ 搾乳機を使って乳首を休ませる

乳首の痛みが強いときは、無理に直接授乳しなくてOK。搾乳して飲ませても、母乳には変わりありません。

分泌を促す際にも使用できる搾乳機なので、分泌なくても使用開始して大丈夫

痛みを我慢したり、直接の授乳が苦痛になるくらいなら搾乳機はホントおすすめです。

赤ちゃんが吸うのと同じような刺激を得られるので、分泌を増やしたい時期などはドンドン刺激して、分泌も促しましょう。直接、吸わせてあげられてないと自分を責めなくて全然かまわないです!

あとで《乳頭保護器》の案内もしますが、《乳頭保護器》よりは搾乳機が便利で簡単です。

搾乳機を使うメリット

  • 乳首への直接刺激を一時的に減らせる
  • 母乳分泌を保てる
  • 母乳分泌を促すことも可能
  • パートナーが授乳を手伝える

使い方のコツ

  • 搾乳の強さを調整する
  • 痛みが少ない強さで搾乳する
  • 乳首に違和感があればすぐ中止
画像提供:amazon

「直母じゃないとダメ」と思わなくて大丈夫です。

助産師目線で選ぶ|おすすめ搾乳機

基本、搾乳の強さを調整できるものがGOOD!洗浄や消毒など、なるべく分解や組み立ての手間が少ないものを。今は、電動でもコードレスがあるので、持ち歩きにも便利です。

👉 ピジョン電動搾乳機 handy fit+

短時間で搾乳でき、夜間やすきま時間にパッと搾乳したい時に便利。

画像提供:amazon

ピジョン 母乳アシスト さく乳器 電動

コスパよく、使いやすく、日本人に合ってるさく乳器。電動なので腱鞘炎の心配もなく、最近おすすめしてるのはこれが一番多いです。

👉メデラ ハーモニー(手動)

刺激が調整しやすく、産後すぐの痛みがある時期にも使いやすい。

画像提供:amazon

medela ハーモニー 搾乳機(手動)

赤ちゃんが母乳を飲むときの舌の動きをハンドルの長い方と短い方で絶妙に調整され、効果的に母乳の分泌を促します。

スイスに本社があるメーカーで産院採用率No.1の搾乳機です。

洗浄は、手洗いのほか食洗器にも対応。電子レンジでのスチーム消毒も可。

約105gと軽量なので持ち運びのほか、手が疲れにくいのも嬉しいポイントです。

👉母乳量を効率的にUPさせたいなら、

✔ 乳頭保護器を使う?

「直接吸われるのがつらい…」
そんなときによく言われるのが、乳頭保護器

ただ、ちょっと待って!

確かに乳頭保護器の商品説明には、「痛みや傷のある乳首に…」と記載されているものが多くあります。

痛みや傷の保護をしたいときには、基本的に乳頭保護器はおすすめしません。

乳首をカバーしてくれる形状と、この乳頭保護器というネーミングから、ものすごく守ってくれそうなアイテムに感じますが、実はサイズがうまく合っていなかったり、使う時期を間違えると痛みや傷を悪化させる原因になったり、赤ちゃんに変に乳頭混乱を起こさせたりして、母乳分泌まで抑えてしまうことになりかねません

購入する場合は、サイズをしっかり測った上で購入してください。サイズが合わないと痛みの原因を悪化させる可能性もあります。

画像提供:amazon ランシノ乳頭保護器サイズ測定法

乳頭保護器とは?

乳首に装着して、赤ちゃんが間接的に吸えるようにするアイテムです。

使うメリット

  • 乳首への直接刺激を減らせる
  • 授乳を休まず続けられる
  • 扁平や陥没乳頭の際、赤ちゃんの舌でひっかかる部分を作ってあげられる

注意点

  • 使い始める際には、母乳分泌が十分にあることが望ましい(分泌のないときに使用を始めると分泌開始を遅らせる可能性があります)
  • サイズが合わないと効果が出にくい
  • 使用開始は、専門家に相談がおすすめ
  • 乳頭保護器は使い続けるものではなく、外していくことが前提

「使ったらダメ」ではありません。
プロのサポートを受けながら上手に使うのがポイントです。

助産師目線で選ぶ|おすすめ乳頭保護器

  • ランシノ ニップルシールド
    薄くて赤ちゃんが吸いやすく、サイズ展開があるのが安心。
  • カネソン 乳頭保護器
    サイズフリーで、初めてでも使いやすい設計。痛みが強い方はコレがおすすめ!

Lansinoh ランシノ 【公式】 ニップルシールド

画像提供:amazon

Lansinoh ランシノ 【公式】 ニップルシールド

全米トップシェアのランシノの乳頭保護器です。肌にフィットしやすいよう薄いシリコーンゴム製。オーガニックニップルシールドです。


ピジョン 乳頭保護器 ~フリーサイズ~


画像提供:amazon

ピジョン 乳頭保護器 ~フリーサイズ~

痛みが強い方には、これが一番おすすめです!赤ちゃんが吸う刺激が直接乳輪にあたりません。

嬉しいことにサイズフリーなので、購入前のサイズを考える必要もなくてOK!(先端内径24mmなので乳首が大きいと思う方は測定して購入を。)

こんなときは助産師・医療機関に相談を

次のような場合は、早めに相談してください。

  • 乳首の傷が治らない
  • 出血・強い痛みが続く
  • 授乳が怖くなってしまった

授乳は我慢するものではありません。つらいときは、産院や助産師を頼ってください。どこに相談していいか分からないときは、保健センターでも構いません。「困ってるから助けてほしい」とヘルプを出してください。助けます!


まとめ|産後数日の乳首の痛みは、ラクにできます

  • 産後すぐの乳首の痛みはよくあること
  • 我慢せず、クリームや搾乳機などを使ってOK
  • 乳頭保護クリーム・搾乳機はママの味方
  • 乳頭保護器は助産師のサポートを受けながらの使用がベスト

授乳は「頑張るもの」ではなく、
ママと赤ちゃんが慣れていく過程

つらいときは、ちゃんと頼ってくださいね。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

目次