「赤ちゃんが全然寝ないけど、大丈夫ですか?」「授乳したのに泣いてます。どうしたらいいですか?」そんな相談をよく受けます。
赤ちゃんは、おなかが空くと起きて泣くけど授乳したら寝る!そんなイメージを出産前には持っていた方も多いようです。おなかいっぱいで、オムツも綺麗なのに泣き続けられると、親は困惑しますよね。
今回は、新生児~赤ちゃんの睡眠と泣くことについての基本と出来る対策を解説します。
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新生児、なぜ泣いてるの?
新生児を含め、赤ちゃんは不安や不快感を「泣く」ということで表現しています。特に、新生児は夜行性と言われるほど、夜になると目がパッチリで寝てくれず泣いていることも多いです。時には産院に「この子、大丈夫でしょうか?」と電話がかかってくることもあります。
泣く理由を考えてみましょう。
大人と違い短い睡眠サイクル
新生児の睡眠サイクルは、約40〜50分と短く、その中で浅い眠り(レム睡眠)と深い眠り(ノンレム睡眠)が繰り返します。大人の睡眠サイクルは90分前後ですが、新生児のサイクルは約半分。このため、頻繁に目を覚ますことが多くなります。
昼夜の区別がない
新生児は、まだ昼と夜の区別がなく、睡眠と覚醒のリズムが不規則です。この時期の睡眠は、1日に16〜18時間に及ぶことが多いですが、2〜4時間の短いサイクルで起きては寝るというパターンを繰り返します。これは胃の容量も少なく授乳などを、生理的に頻繁に行う必要もあるからです。
新生児は夜行性とよく言われるのをご存知でしょうか?昼間はよく寝てるのに、夕方になると目が覚めてきて、飲んだら寝るはずなのに朝まで寝てくれなかった~などの経験をしたことがある方も多いのではないでしょうか?
月齢が浅い程、夜に目覚めていることが多いのですが、夜によく泣いて動く理由としては母乳分泌を促進する〝オキシトシン”というホルモンは、夜間の方が分泌されるため、母乳分泌をさせるために新生児は夜行性なのではないかと言われています。本能的なものということですね。
詳しくいうと、赤ちゃんがママの乳頭を吸うと、ママの脳には「しっかり母乳作って!」という刺激が伝わり、母乳を分泌するオキシトシンというホルモンが分泌されます。このホルモンが、夜間は昼の倍以上とされているため、夜は母乳を吸う事が大切で、夜は赤ちゃんが起きているということです。
頻回におなかが空く
体が小さい分、胃の容量も小さいです。一度に飲める量が少ないため、すぐに胃が空っぽになり、空腹で目が覚めて泣くということも多いです。
たっぷり寝てもらうために、たくさんの量を飲ませすぎると、今度は吐いてしまう原因にもなるので無理に飲ませるのはやめましょう。
成長ホルモンの分泌
睡眠中には成長ホルモンが活発に分泌されます。これは体の成長や発達に非常に重要な役割を果たしており、睡眠が赤ちゃんの健全な成長に欠かせない理由の一つになっています。特に深い眠りの間に成長ホルモンが多く分泌されます。
尿や便が頻回でオムツが汚れる
排せつ機能も未熟なため、尿や便も頻回に出るため不快になって泣くこともあります。
不安や疲れ
おなかのなかから新しい世界に生まれ出た赤ちゃんです。何かを不安に感じて泣いたりすることもあります。昼間にお客さんが多かったり、いつもと違う環境になったりという、刺激が多い状況や長時間の刺激の後には、敏感に刺激を感じとり疲れて泣くこともあります。
泣きやまないとき、どうする?1つずつ見ていこう!
まず原因を探るため、泣いている赤ちゃんを確認していき、解決できるものは解決していきましょう。
1.オムツは汚れてない?
オムツ交換した瞬間に、またオムツが汚れてしまってることもあります。「また?」と思うかもしれませんが、しっかり飲んで、しっかり出るのは、とってもいいことです。「ちゃんと飲めてるし、ちゃんと出てるんだな」と安心し、オムツを交換。「すっきりしたね~」と声をかけることで〝快”の感覚を感じさせてあげましょう。
2.おなかは空いてそう?
口をあけておっぱいを探している様子や、口に触れるものをサッとくわえようとしていたりしませんか?さっき授乳したところでも、またすぐ欲しくなることもあります。飲みたそうであれば、授乳をしてあげましょう。大人でも、食べた直後でも〝もう少し欲しい”と思うこともあるのと一緒です。
3.暑そう、寒そうなど環境は大丈夫?
首の後ろや背中を触ってみたら、じんわり汗ばんでることも多かったりします。汗をかいていないか、首の後ろや背中をチェックしてみましょう。このとき、手が冷たいなどは寒い暑いの参考にならないので、首の後ろや背中がポイントです。
4.そのほかに変わったことはない?
汗をかく以外にも、どこかの皮膚が一部、赤くなっていたり、かゆそうなところがあったり、腫れて痛そうな部分があったり、周囲の音や光がいつもより強かったり、熱があったり、何か普段と変わったところはないですか?また、眠いのに眠れず泣いていることもあります。
普段と変わったところがなく、おなかもオムツも大丈夫なら、そんなに心配しなくてOKです。OKと言われても、泣かれると心配ですね。対策をみていきましょう!
原因を1つずつ見たあとに試せること
1.だっこ
だっこだけで落ち着くこともあります。落ち着かない時に効果的なのは、だっこして室内をゆっくり歩いてみたり、歩きながらトントンしてあげたりが好きな赤ちゃんも多いです。
2.おくるみ
おなかのなかでは、狭い子宮の中で丸くなっていた赤ちゃん。広い世界に生まれてきて、背中をまっすぐ布団につけ、手足がのびのびした状態が不安だったりもします。そんなときに活躍するのが、おくるみ。
適度にキュッと包んであげると胎内のようで安心するのか寝てくれる赤ちゃんは多いですが、間違えた包み方をすると股関節脱臼などの原因になることもあるので、スリーパーや安眠を謳うおくるみがオススメです。
オススメのおくるみを1つだけご紹介しておきます。適度なしめつけを調節できるもので、リバーシブル、綿100%なのでムレにくく、温度湿度管理もしやすいほか、何度でも洗濯し清潔に使用できるものです。
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産院でも赤ちゃんが泣きやまない夜間などは、赤ちゃんをキュッと包み込んであげることを試したりします。併せて、赤ちゃんが好む音も聴かせたりしていました。
赤ちゃんが好む音については、次の項目をどうぞ。
3.赤ちゃんが安心する音や歌を聴かせる
産院では、夜間に赤ちゃんを多い日は、20人程預かっていることもあります。日によっては、泣きの大合唱。全員だっこしてあげられる訳ではなく、泣きの激しい赤ちゃんから順番にだっこ。それ以外の赤ちゃんには音を聞かせてみたりしたことがあります。そのときに効果があると感じたものをご紹介。
新生児に一番効果的な音だったのは、ママの胎内で聞いていたママの血流音に近い音。
この「クマイリ―」には、新生児に効果的な血流音のほか、少し成長してからも好む音が複数入れられています。スイッチを押すだけで、赤ちゃんの安心を促してくれるものなので試してみる価値ありです。
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このクマイリ―のおすすめポイントは、ママやパパの声を録音する機能もあります。おばあちゃんに一時的に預けたりする際も、声の録音しておくと安心してくれると思いませんか?ママの声で名前を呼んだり、歌を歌って録音しておくのもいいですね。
ママの胎内で聞いていたママの血流音に近い音の効果が絶大だったため、産科では夜間に赤ちゃんの大合唱がおさまらないときには、この血流音の流れるぬいぐるみを5体ほど活用していたこともあります。お試しの価値ありです。
4.赤ちゃんから一時的に離れる
泣きやまない赤ちゃんを見ていると、大人側が不安になったり、罪悪感をもったり、イライラしたり、泣きたくなることがあります。そういうときは、一度離れてみましょう。
離れるときは、寝具の上に仰向けで赤ちゃんを寝かせ、高さのあるところに寝かせている場合は落ちないように柵をし、赤ちゃんの周りに何も危険なものがないことを確認。赤ちゃんの周りが安全であることを確認したうえで離れましょう。
10~15分、離れても大丈夫です。
なぜ、離れることをすすめるか?
赤ちゃんって、実は敏感に大人の感情を読み取っています。大人が不安だったり、イライラしていると、それを感じて泣きます。「早く寝て」とイライラしてだっこしてるときは泣いていたのに、「もういい、ずっと起きてたらいい。だっこしとくよ」とあきらめたらスッと寝た…など経験したことはないですか?
大人のイライラや不安を感じとって泣くことのある赤ちゃんなので、一旦離れて、一息ついて気持ちが落ちついたら戻りましょうということです。
5.誰かを頼ってみる
ママ一人で抱え込んでると、赤ちゃんと二人っきりの世界は辛いかもしれません。パパやおばあちゃん、おじいちゃん、誰もいない場合は保健センターなどに、辛さを相談してみたりして、赤ちゃんのお世話に少しずつ慣れていきましょう。
理由なく泣くことがある
赤ちゃんには明確な理由がないのに、授乳やオムツ交換をしても泣きやまず、泣き続けることがあります。
夕方から夜になると特に顕著に泣くようになることが多いため、日本では『黄昏泣き(たそがれなき)』と呼ばれています。親にとっては、泣きやまない赤ちゃんに混乱したり、ストレスの原因にもなりますが、赤ちゃんの成長や発達にとっては通常のものです。
黄昏泣きには、夕方から夜にかけて泣くことだけでなく、落ち着かなくなる、不機嫌になるといった行動も包括されています。多くの場合は、健康な赤ちゃんが経験する一般的な現象です。
生後2週間頃から始まり、3~4ヵ月頃に自然と落ち着くことが多い黄昏泣きですが、それ以降、続くこともあります。
赤ちゃんの睡眠について
赤ちゃんの睡眠サイクルは大人とは異なります。
新生児の睡眠サイクルについて見てみましょう。
- 活発期: 新生児は睡眠と覚醒のサイクルを繰り返す。活発期は一般に授乳の直前や直後に起こります。この期間は赤ちゃんが覚醒していて、目を開けて周囲を観察し、身体を動かす
- 静穏期: 活発期の後に静穏期が訪れます。この期間は赤ちゃんが眠りにつく準備をしている時期であり、眠りに落ちるまでの段階です。赤ちゃんは少しずつ眠りに落ち、穏やかな睡眠状態に入る
- 浅い睡眠: 静穏期から次第に浅い睡眠に入ります。この段階では赤ちゃんの睡眠は浅く、音や触れたものに反応しやすい状態
- 深い睡眠: 浅い睡眠から深い睡眠に移行します。この段階では赤ちゃんの身体はリラックスし、安定した睡眠を取る
- 再び活発期へ: 深い睡眠から再び活発期へ移行
上記1~5のサイクルが繰り返されています。
平均睡眠時間も個人差がありますが、一般的な目安として知っておきましょう。
- 新生児(0~1ヶ月): 1日に16~20時間の睡眠が必要。しかし、この睡眠時間は断続的であり、長時間の連続した睡眠は期待できない
- 乳児期(1~3ヶ月): 1日に14~17時間の睡眠が必要。徐々に夜間の睡眠時間が長くなり、昼間の睡眠回数が減少
ここに新生児16~20時間の睡眠が必要とありますが、何かの研修会で研究の結果として新生児でも8時間しか寝ない赤ちゃんがいたと聞いたこともあります。
赤ちゃんの生活リズムを整える方法
新生児は昼夜の区別がなく、夜行性といわれることも多いですが、それでも早いうちから生活リズムを整える働きかけをしていきましょう。生後数ヶ月経つと少しずつ生活リズムが整い始めます。この時期に赤ちゃんが規則的な生活習慣を身につけることは、健やかな成長にとって非常に重要です。規則正しい生活習慣を確立するため、具体的な方法をご紹介します。
昼と夜の違いを教える
新生児はまだ昼と夜の区別ができません。そのため、昼と夜の違いを少しずつ教えてあげることが、生活リズムを整える第一歩となります。
昼間の過ごし方
- 明るい環境で過ごす:昼間はカーテンを開けて自然光を取り入れ、部屋を明るく保ちます。
- 適度な活動を取り入れる:赤ちゃんが起きている間は、遊びやお話しをして、活動的な時間を過ごします。
- 音や刺激を与える:日常の生活音(話し声、テレビ、音楽など)をあえて少し聞かせ、昼間と夜の静けさの違いを感じさせましょう。
夜間の過ごし方
- 暗い環境で過ごす:夜は暗い照明を使い、赤ちゃんが夜は眠る時間だと認識しやすい環境を整えます。
- 静かな環境を保つ:赤ちゃんが目を覚ました時も、必要最小限の静かな対応を心がけ、再び寝やすい環境を作ります。
- 刺激を避ける:夜間の授乳やおむつ替えもできるだけ静かに行い、赤ちゃんが過度に興奮しないようにします。
規則的なルーチンを作る
赤ちゃんは繰り返されるパターンに安心感を覚えるため、生活リズムを整えるためには、毎日の習慣を一定に保つことが効果的です。
寝かしつけのルーチン
毎晩同じ時間に寝かしつけるルーチンを作ると、赤ちゃんが「これから寝る時間だ」ということを理解しやすくなります。例えば、次のようなステップで進めてみましょう。
- お風呂に入れる:リラックス効果があり、体を温めることで眠りに入りやすくなります。
- 授乳またはミルク:お腹を満たしてから寝かせることで、長めの睡眠が期待できます。
- お話しや子守唄:優しい声で語りかけたり、静かな音楽を聞かせることで安心感を与えます。
- ベッドに入れる:お腹いっぱいでリラックスした状態で寝かしつけることが理想です。
朝のルーチン
朝の起床時間もできる限り一定にしましょう。毎朝同じ時間に起こし、朝のルーチン(顔を拭く、授乳する、部屋を明るくする)を繰り返すことで、体内時計が少しずつ整います。
短い昼寝を取り入れる
新生児は1日に何度も短い昼寝を必要としますが、成長とともに昼寝の回数や時間が減っていきます。昼間の適切なタイミングで短い昼寝を取り入れることで、夜の長時間睡眠を促すことができます。
昼寝のヒント
- 昼寝のタイミング:赤ちゃんが疲れすぎる前に寝かしつけることがポイントです。眠くなったサイン(目をこする、ぐずる)が見られたら、すぐにベッドに入れましょう。
- 昼寝の長さ:昼寝は1時間程度が理想です。長すぎる昼寝は夜の睡眠に影響を与える可能性があるため、適度な長さを意識しましょう。
規則的な授乳スケジュールを意識する
新生児はまだ胃が小さいため、頻繁に授乳が必要です。しかし、成長とともに授乳間隔が延び、規則的なスケジュールが作れるようになります。
授乳スケジュールの作り方
- 日中の頻繁な授乳:日中は2〜4時間おきに授乳を行い、赤ちゃんがお腹いっぱいになりやすいようにします。
- 夜間はできるだけ授乳回数を減らす:夜間に長時間眠れるよう、夜の授乳は少しずつ間隔を広げていくとよいでしょう。無理をしない範囲で、赤ちゃんが自分のペースで長く眠れるように調整します。
夜間授乳の間隔を広げていくのは、1ヵ月健診後にしましょう。健診で、赤ちゃんの体重が問題なくしっかり増加していることが確認できてからにする必要があります。
寝かしつけの方法を工夫する
赤ちゃんが安心して眠れるよう、寝かしつけ方にも工夫が必要です。
寝かしつけの方法
- おくるみを使う:新生児はおくるみに包まれることで、母体内にいたときのような安心感を感じます。これは、突然の手足の動き(モロー反射)で起きることを防ぎ、安眠を助ける方法です。
- 環境音やホワイトノイズ:穏やかな環境音やホワイトノイズを利用することで、赤ちゃんがリラックスしやすくなります。これにより、外部の音で目覚めにくくなります。
- 眠くなる前にベッドに入れる:赤ちゃんが完全に眠ってからベッドに入れるのではなく、少し眠くなってきたタイミングでベッドに入れると、自分で寝つく力を育むことができます。
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親も無理をしないことが大切
赤ちゃんの生活リズムがすぐに整うわけではありません。焦らずに、少しずつリズムを作り上げていくことが大切です。また、親自身の休息も忘れないようにしましょう。親が健康であることは、赤ちゃんの世話にとっても重要です。
まとめ
新生児が泣きやまないときには、まず状態を確認しましょう。
- おむつは汚れていないか
- おなかは空いていそうか
- 暑そう、寒そうなど環境は大丈夫か
- そのほか皮膚が赤くなったり変わったことはないか
変わったところがなければ、そんなに心配しなくて大丈夫です。泣かれると不安ですが、大人が不安を感じると赤ちゃんは不安で泣きます。ゆったりした気持ちで、次のことを試してみましょう。
- だっこする:だっこして歩くのも効果的。歩く揺れが心地よく感じる赤ちゃんは多いです。
- おくるみの利用:手足がのびのびとして背中の伸びる状態が不安な赤ちゃんは多いので、おなかのなかを思い出せる体勢でおくるみを利用すると安心する赤ちゃんが多いです。
- 赤ちゃんが安心する音や歌を聴かせる:赤ちゃんの落ち着く音があります。一番はママの胎内で聞いていたママの血流音に近い音です。
赤ちゃんの睡眠サイクルは大人と全く違います。その違いを知って、徐々に生活リズムを整えていけるようにしていきましょう。
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