産院を退院したらすぐ使い始めるベビーバス。出産準備リストにも必ず入っているものですが〝本当に必要?”〝いらない?”〝代用できるものはないの?”と必ず悩みます。
ベビーバスを選ぶ際には、サイズや機能、素材など、いくつかのポイントを押さえることで、赤ちゃんが快適に過ごす環境を整えることができます。また、ベビーバスの代わりに使えるアイテムについても、おすすめのアイデアを合わせて紹介します。
ベビーバスを準備するにあたって、初心者のママやパパがどんなベビーバスが、ご自身と生まれてくる赤ちゃんに合うか、ベビーバスの選び方や代用品についてしっかりイメージして選んでいけるようみていきましょう。
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ベビーバスは必要?
大人が入るお風呂は、新しいきれいなお湯を入れても雑菌が存在するといわれるため、生まれたばかりの抵抗力が弱い新生児(生後1か月までの赤ちゃん)には適さないといわれています。そこで赤ちゃん専用で入れるお風呂『沐浴(もくよく)するためのベビーバス』が必要になります。
『沐浴』とは、ベビーバスなどにお湯をためて赤ちゃんを入れ、体をきれいにしてあげることです。
新生児の時期は、おへそがまだついていたり(へその緒)、へその緒がとれた後もおへそが乾ききっていないことがあり、そのおへそのところから雑菌が入り、感染を起こしてしまうことがあります。その感染を防ぐためにも1か月検診までは、赤ちゃん専用のお風呂=ベビーバスで入れてあげる必要があります
1か月というと使用期間が短いうえ、収納場所などの理由から購入を迷ってしまうと思いますが、沐浴を卒業してからも使用方法を考えられたベビーバスや、コンパクトに収納できるタイプも販売されているので、使わなくなった後のことまでイメージしてベビーバスを1つ準備してあげましょう。
ベビーバスを選ぶ前に
沐浴が必要なのは分かったけど、沐浴ってお湯の温度やタイミングなど沐浴のことを知りたいという方は、以下の記事を参考になさってください。
ベビーバスを選ぶポイント
収納場所や生活スタイルで「タイプ」を選ぶ
ベビーバスのタイプは大きくわけて4種類にあります。4種類はそれぞれ使用感や収納サイズなどが異なるので、特徴を知って、生活スタイルにあったものを選びましょう。
エアータイプ~使用/収納場所を選ばず、旅行にも持参OK
空気を入れてふくらますのがエアータイプ。空気を抜けば小さく折りたためるので、収納場所に困ることもなく、里帰りや旅行にも簡単に持っていけます。
赤ちゃんの体がふれても柔らかクッションのふかふかバスで、バスネットを使用しなくても赤ちゃんのずり落ち防止ストッパーがあるので安心。(目は離さないで!)
ワンオペにもおすすめ。シンクでも使用でき、お風呂でも、ママが自分自身を洗っている間、座って待っててもらえます。
2歳くらいまで使えるので夏はミニプールとしても使え、プールよりは節水で遊べるので経済的。2人目が生まれても使えます。
プラスチック製タイプ~安定感が抜群で、使用場所を選ばない
お風呂場、リビング、テーブルの上など使用する場所を選びません。キッチンシンクでも使用可(シンクでは使えないものもあります)。
しっかりとした作りで安定感があるのが嬉しいです。
使用後もベビーバス自体に凹凸が少ないので洗いやすくカビも生えにくいのも安心です。
沐浴を卒業したら夏場のプール代わりに使用したりと大活躍。収納場所がない場合は、おもちゃ箱にしたり、何か使用法を考えておくほうがよいかもしれません。
プラスチック製で一番人気なのが、昔ながらの王道のミッフィーのベビーバス!使いやすさ、サイズ、お手入れのしやすさ、価格、安定感などどれをとっても文句なしなので、こちらもご紹介。
使用場所を選ばず、シンク内でもリビングでもどこでも使用できるうえ、安定感などから考えると、新米ママ・パパでも安心。空気を入れたり抜いたりしなくていいので、サッと使えるお手軽さがあります。
折りたたみタイプ~折りたためるので使用しないときは省スペースに収納可
使用しない際にはコンパクトに折りたためるので、洗濯機横の隙間に立てて収納したり、フックにかけて収納が可能です。
ネットが付いているものは新生児でも支えてくれるので、慣れない沐浴が安心して出来ます。
使用しなくなった際には、ベビープールやおもちゃ箱、洗濯かご、バケツなどとして使用できるものもありますので、気になる方はそこもチェックを。
マットタイプ~キッチンシンクや洗面台で使用できる
キッチンシンクや洗面台で使用できるので、腰をかがめなくてもよい分、体への負担は少なく楽に沐浴ができます。
マットなので、コンパクトにたたんで収納可能。持ち運びもしやすいので、旅行先への持参もかさばりません。
マットによっては中綿が使用されているなど、赤ちゃんへの肌の心地よさが抜群なものもありますが、中綿がある分、乾きにくいというデメリットもあります。撥水性が高いのはビニール製が一番です。
使用する期間を考えて選ぶ
新生児期は安全機能がついたものが安心
生まれて1か月までの新生児期は、首がすわっておらず体もやわらかいので、支えていても手をすべらせて,赤ちゃんを落としてしまわないかヒヤヒヤするもの。
ずり落ち防止機能付きやインサートなどサポートつきのベビーバスは、赤ちゃんがベビーバス内にずり落ちるのを予防し、事故防止に役立ってくれます。
特に、沐浴に慣れていない新米ママ・パパにはおすすめ。ちなみに、2024年10月現在ベビーバスランキング、amazonでNo.1です。
安全機能がついていても、それはサポート機能なので完全に手を離すのは厳禁です。沐浴中はしっかり支えて、赤ちゃんからは手も目も離さないでくださいね。
首すわり後は、おすわり姿勢で使える「バケツ型」がおすすめ
首がすわってからの時期も長く使用する場合は、赤ちゃんのおすわり姿勢をキープしてくれるバケツ型がおすすめです。脚をM字型にすわらせると、すっぽりバケツ型におさまってくれます。ドイツでは約半数以上がバケツ型を使用し沐浴しているそうです。
このバケツ型は、ワンオペのママにもおすすめタイプです。新生児の沐浴は少し慣れないと使用し辛いかもしれません。首がしっかり座ってからが使いやすいです。
このタイプは使用するお湯の量も少なくてすみます。1回あたりもお湯が少なくて済むので、長い目で見るととんでもなく一番経済的なタイプです。
準備や後片付けから選ぶ
準備は、ストレスフリーに手早く行いたいものですが、折りたたみバスは広げる手間があったり、エアーバスは空気の調整が必要であったり、お湯の準備以外にも手間と時間が必要です。
エアータイプのベビーバスは、毎回空気を抜いて片付けるのか、空気を膨らませたまま壁掛けの状態で乾燥させているのかによっても準備時間は大きく変わります。毎回空気を抜いた状態から膨らませる必要がある場合は、エアーポンプなどがあるものが便利です。
この商品はエアーポンプがあり、シンクでの使用も可能。
エアータイプのベビーバスは、空気が抜けていると安定感が下がります。しっかり安定させるために、毎回、空気が適度に入っているか確認するようにしましょう。
後片付けも楽にできるものがおすすめです。
沐浴後、残っているお湯をベビーバスを持ち上げ排水…というのは重くて、腰にも負担がかかります。最近はベビーバスの底に「止水栓」がついているものも多くありますので、止水栓を利用するだけで片付けは一気に楽になります。
毎日、新生児のお世話で忙しすぎる時間を過ごすママ・パパの沐浴の後片付けが、ほんの少し楽になるだけでもうれしいですね。
止水栓を外すだけで排水完了。ざ~っとベビーバスを洗い、フックで壁にかけて乾燥!ということができるので、止水栓やフックも購入時のチェックポイントの一つになります。
助産師からの購入前ワンポイントアドバイス
ベビーバス、どんなものがいいかイメージしながら、赤ちゃんのお世話をする家族のイメージも実際にしてみるといいですよ!
毎日のお世話の一つになる沐浴。新生児のお世話でも、毎日一大イベントのように慌ただしい時間になるのが沐浴です。
準備ひとつにしても、ベビーバスにお湯を入れるだけではありません。赤ちゃんの着替えなどを準備したり、忙しい時間です。
そこで実際に赤ちゃんをお風呂に入れるイメージをしてみましょう。
どこで沐浴する?
お風呂場やシンク、洗面所、リビングなど様々な場所が考えられます。リビングでも床に置いてするのか、テーブルでするのか…具体的にイメージしてみましょう。
準備は誰がする?
里帰り中なら、ご実家のおばあちゃんたちも手伝ってくれるかもしれませんね。ベビーバスの準備ももちろん必要ですが、沐浴が終わったら赤ちゃんの水分を拭き取ってあげて、湯冷めしないようサッと服が着れるように、バスタオルや肌着・オムツなども先に準備をしておく必要があります。
誰がベビーバスのお湯の準備をし、あがった後の服の準備は?準備ができたら誰が赤ちゃんの服を脱がせたりベビーバスまで連れていきますか?役割分担をイメージしておくとスムーズにできます。
特に里帰り中は、大人が数人いる場合が多いので、準備が足りていなくても誰かが急いで準備ということが可能ですが、自宅に帰って、特にワンオペになる場合には沐浴後の準備までしっかりしてから沐浴を始めることが必要です。
誰が沐浴する?
これも里帰り中と自宅では変わってくるかもしれませんね。自宅へ帰ってからも、常にママとパパと二人で沐浴する予定であれば、ベビーバスも少し大きめタイプのほうがよいかもしれません。
沐浴になれない人が沐浴する場合は、ずり落ち防止機能やインサートなど赤ちゃんを支えやすい機能のついたものが安心感があります。
沐浴後の片づけは誰が?
常にパパが片づけをしてくれる場合や、大人が数人いる場合はリビングなどで赤ちゃんを囲んで沐浴タイムも楽しいです。パパや片付けてくれる大人がいない場合は、やはり重いベビーバスを運ばなくていいように排水がすぐできるお風呂場やシンク、洗面所での沐浴が便利です。
ベビーバスはレンタルもおすすめ!
ベビー用品のなかでも比較的使用期間の短いベビーバスは、レンタルするという方法もあります。最短、当日発送してもらえます。
レンタルのメリットとしては、以下のようなものがあります。
- 購入よりコストが抑えられることもある
- 使用期間が終われば返品するので、収納スペースを取らない
- 使用場所まで届けてもらえる
ベビーバスとして本当に必要な新生児期だけ使用するのであれば、レンタルはおすすめです。
新生児期を卒業しても、水遊びの際に小さなプール代わりに利用したり、親戚にゆずったり、また下の子が誕生した際に使用したいなどであれば購入のほうがよいかもしれません。
どちらが生活スタイルに合っているか考えて準備しましょう。
ベビーバスの代用品!
代用品として一番おすすめなのは、プラスチック製の収納ボックスです。
ボックスに適量のお湯をため、滑りやすい場合は底にタオルを敷くのがおすすめ。また、凹凸もないので洗って、きっちり乾かせば清潔に使用できるので便利です。
このタイプの収納ボックスは、比較的周囲のプラスチックもしっかりしているので赤ちゃんを支えるのにママやパパが腕を乗せても割れる心配が少ないです。あまり大きすぎるものは、沐浴に慣れていない場合、赤ちゃんが動くと怖いと感じてしまうので、大きすぎず深すぎずの大きさをおすすめします。
使用しなくなったら、増えてくるベビー服やベビー用品などの収納に使えるので、ベビーバスの収納場所のように困ることもありません。
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